挑戦する学生

世界一安全でカワイイ雨ガッパの開発に挑戦

経営学部 / 長山 美貴さん

大学では、「将来、これがやりたい」と思えるものを見つけたくて、社会やビジネスについて幅広く学べる経営学部を選択。在学中に商品開発やマーケティングに興味をもち、2年次の2月から半年間、大正時代から続く老舗合羽かっぱメーカー「船橋株式会社」へのインターンシップに参加。「世界一安全でかわいいコート」をコンセプトに、安全機能とデザイン性を高めた通学用雨ガッパの開発プロジェクトに加わる。事前の市場調査から開発、製造を一貫して経験し、さらに資金調達のためのクラウドファンディングや商品の普及に向けたプロモーションにも挑戦。やりがいある「仕事」との出会いが、その後の就職活動における企業選択に影響を与え、人と仕事をつなぐ人材会社への就職を決める。

Q.経営学部を選んだ理由は? 経営学の面白さは?

幅広く学べる経営学部ならやりたいことを見つけられると思いました。2年次から始まるゼミでは、「経営戦略」に関するゼミを選択。経営戦略には答えがいくつもあって、これが「正解」というものはありません。同じテーマでも人によって見方が異なり、いろいろなアイデアが出されます。どれが正解に近いのか、さまざまなシミュレーションを試みながら答えを探していきます。その過程を通して、物事を多角的に見る力や論理的に考える力、そして議論を円滑に進めるためのコミュニケーション能力の大切さを学びました。

Q.インターンシップに参加しようと思ったきっかけは?

ゼミでは、経営学部のホームページのコンテンツ開発や、学生でチームをつくり、チームごとに対象となる企業を決め、経営分析も行いました。こうした中で身につけた知識やスキルを、実際のビジネスの場で使ってみたいと考えるようになりました。ゼミで議論したことも、実践を通してでしか正解は見えてこないと思ったからです。そこで、若い学生の感性を経営に活かしたい企業と、ビジネスを実践したい大学生をつなぐマッチングイベントに参加しました。そのイベントの中で船橋株式会社を選んだ理由は、「レインコートで子どもたちの生命を守ろう」というプロジェクトの内容に惹かれたから。商品開発に携わることができ、同時に社会貢献にもなると考え、「これしかない」と、参加を決めました。

Q.半年間にわたるプロジェクトの流れを教えてください。

スタートは2年次の2月。会社ではプロジェクトチームが立ち上がり、そこに迎えられました。最初に取り組んだのは、開発方針を決めるための事前調査。「子どもたちの生命を守る雨ガッパ」というテーマは決まっていましたが、具体的にどんなものにするか決まっていませんでした。そこで私は、ユーザーとなる子どもたちの親御さんに話を聞くことを提案しました。安全性を高める工夫も大切ですが、むしろ問題は、どうしたらちゃんと雨ガッパを着てもらえるかだと考えたからです。そうした観点から質問を考え、500名以上の親御さんたちにアンケートしました。

Q.プロジェクトを進める中で、いちばん苦労したことは?

このアンケート調査には、時間も労力もかけました。最も知りたかったのは、デザインについて。子どもたちが好む色、思わず着たくなるデザインはどんなものか、多くの幼稚園に協力いただきながら、情報を収集していきました。その分析をもとに、反射材のモチーフを「星」に決め、ベース色の黄色に子どもたちに人気だったブルーを加えました。さらに、ランドセルを背負ったまま着られるようにし、子どもがひとりでも着られるようにするなどの工夫を重ねていきました。視認性を高める反射材の配置や着やすさに直結する素材の選択は、経験豊かな製造の方々にアドバイスをいただきました。また、クラウドファンディングによる開発資金の調達にも挑戦。そのための商品撮影やサイトの制作も同時に進めました。その結果、クラウドファンディングにおける目標達成率は140%を超え、多くの人の賛同を得ることができました。

Q.商品完成後の活動について教えてください。

商品はできあがりましたが、さらに大切なのは、実際に子どもたちに着てもらうこと。そのためのプロモーションも、私の重要な仕事でした。そのため、自動車メーカーが全国各地で開催する交通安全イベントにも参加しました。2回ほど新潟へ出張に行き、イベントの企画をまとめ、プレゼンテーションも行いました。イベント当日は、ライトの光で反射する星がキラキラしてかわいいと、子どもたちにも喜んでもらえました。半年間の取り組みが報われたようで、本当に嬉しかったです。

Q.経験を通して気づいたこと、身についたものは?

このプロジェクトでは、実際のビジネスの流れを一貫して体験することができ、大学で学んだ知識やスキルを伸ばすことができました。また、多くの人と一緒に仕事をすることで、自分がどんな人間で、何をしていると幸せなのかも見えてきました。また、活動を通して気づいたのは、熱意ある言葉で伝えることの大切さです。熱意をもって本気で話せば、相手は協力しようという気持ちになっていただけます。そしてもう一つは、常に相手が喜ぶことを考え、行動する姿勢。商品開発ではユーザーのことを一番に、イベントでは参加する人たちが楽しめることを考えてきました。それが、成功に近づけてくれることを実感しました。この春から私は、人と仕事、人と企業をつなぐ人材会社で働きます。今度は私が、素晴らしい仕事との出会いをお手伝いしたいと思います。常に相手のことを一番に考えながら、仕事を通して私自身も成長していきたいです。

※「とぅいんくる☆コート」ホームページはこちら
https://peraichi.com/landing_pages/view/twinklecoat/
(すでにファンディングは終了)

2018年9月取材

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