国際関係専攻

国際社会にはさまざまな課題があります。
ディベートやロールプレーを通して、世界の現実を深く理解し、自分の意見を発信する力を養います。
課題解決に向けて行動し、未来の国際社会を支える存在を目指します。

※2026年4月より専攻名(または専修名)を変更予定です。内容は予定であり、変更となる可能性があります。

Voice

奧野 葉月さん

世界への関心を高め、
自発的・積極的に
学び将来につなげていく。

国際学科 国際関係専攻 奧野 葉月さん
愛知県立昭和高等学校出身

英語力を磨いて将来は旅行関連の仕事をしたいと考え、進学。現在は、アフリカの医療制度不足や貧困についてグループディスカッションをするなど、各国の情勢や開発途上国の問題に焦点を当てる『国際関係論』や『国際開発学入門』を興味深く学んでいます。その影響で、アメリカ大統領選などの世界情勢に今まで以上の関心を持つようになりました。今後は旅行関連の国家資格である総合旅行業務取扱管理者の取得を目指しながら、専門領域の学びをさらに深めたいです。

2020年10月取材

国際政治学専修

紛争やテロリズムなど、国際社会が直面する課題は多岐にわたります。
平和な世界の実現には、国家や国際機関だけでなく、NGOや市民の役割も重要です。
国際政治学専修では、国際政治の理論や歴史、現状を学び、ディベートなどを通じて、国際社会で必要とされる知識と行動力を身につけます。
政府や国際機関、企業、NGOなど、多方面で活躍できる人財を育成します。

研究テーマ例

  • ●愛知県における戦争遺跡の保存と活用
  • ●南米諸国は本当に「反米」だったのか? ーベネズエラ・ボリビア・エクアドルを分析してー
  • ●岸内閣における核武装論
  • ●アメリカ銃規制の在り方 ー歴史的背景に着目ー

Pick Up 科目

国際政治学

今、世界はどのようになっているのでしょうか。この授業では、核兵器や麻薬、軍事介入などの国際政治上の重要な問題に対して、クラス討論をしながら、自分の意見を持てるようになることを目指します。

国際開発学専修

グローバル化が進むなか、貧困や環境破壊など、世界には未解決の課題が存在します。
持続可能な未来の実現には、国際機関や政府に加え、企業や市民の行動が求められます。
国際開発学専修では、国際協力や環境問題などを幅広く学び、ディスカッションやフィールドワークを通じて、現場の視点と実践的な知識を身につけ、自ら考え、行動する人財を育成します。

研究テーマ例

  • ●真の「住民主体の援助」を実現させるには 一参加型開発の検証を通じてー
  • ●日本のODAは削減されるべきか? 一国内政治と国際政治のジレンマー
  • ●日本の難民認定制度を向上させる要素 一英国との比較を通じてー
  • ●外国人市民のくらしを支える:愛知県における地域日本語教室の課題と支援の方向性

Pick Up 科目

社会開発論

この授業では、コンゴの鉱物生産やインドの児童労働などの事例を取り上げながら、途上国での貧困や開発の問題と日本社会で暮らす皆さんがどのようにつながっているのかを探っていきます。

研究紹介(国際関係専攻)

ベルコウィッツ メリサンダ講師
(国際学科 国際関係専攻)
出身校:名古屋大学大学院国際開発研究科

アメリカ生まれ、イギリス育ちで、1988年に来日。社会学、文化人類学の視点から、国際開発や社会政策、障害者支援など、市民レベルからグローバル政策までを研究対象とします。研究を通じて「人間としての幸せな生き方」を探究しています。

グローバルな視野と、地域の生活文化を融合させて、より生きやすい世界を目指したい。

かつて、国際開発を進める際には経済優先で考えられがちでした。また、先進国の考え方をスタンダードとするために、対象となる開発途上国の人達の文化・環境に不適切な開発となることもありました。しかし近年は「持続可能な開発目標(SDGs)」という視点から、対象者の生活文化を重視した政策が取られるようになってきています。

開発の目指すべき方向。

私は経済成長を決して否定しません。しかし、開発を進める上で市場経済を優先するあまり、途上国の文化や価値観が否定されたり、障害者が社会から排除されるのは大きな問題だと考えます。SDGsでは、どんな立場であっても“人間としての幸福な生き方”をつかみ取ることができる社会をゴールに設定しています。

障害者も共に生きる社会。

場合によって開発途上国では障害者も地域の緩やかなつながりのなかで存在感を持って生きているのに対して、制度が整う先進国では障害者への支援がある一方で社会から分離される傾向が見受けられます。多様性が求められるこれからの時代にあって、障害者も一市民として生きやすい社会の研究と実践は、私にとっての大きな課題です。

国際学部

※2026年4月より専攻名(または専修名)を変更予定です。内容は予定であり、変更となる可能性があります。