総長・理事長・学長挨拶

学校法人梅村学園 総長・理事長
中京大学長
梅村 清英
中京大学は1954年の開学以来、「挑戦する大学」としての歴史を力強く歩んできました。校訓は「真剣味」、建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」です。その実践として、四大綱「1.ルールを守る 2.ベストを尽くす 3.チームワークをつくる 4.相手に敬意を持つ」があります。「真剣味」の真は知育、剣は体育、味は徳育を意味します。健全なる身体のもとで、ルールを守り、礼儀を尽くした上でこそ、知力は本物となります。
中京大学が目指すのは「自ら考え、行動する、しなやかな知識人の育成」です。「しなやか」とは「難局にも、くじけない、柔軟で強い」という意味です。タフな精神力と専門的知識、幅広い教養を兼ね備えた人材こそ、これからの社会に求められることになるでしょう。
中京大学と中京大学附属中京高等学校を運営する梅村学園は、おかげ様で2023年に創立100周年を迎えます。教育機関を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、社会課題は、より複雑化・多様化しています。そのような社会環境の変化のなか、学校法人は健全かつ適正な運営を行うと共に、教育・研究活動の永続的な発展とその成果を通じた社会貢献が求められています。
この度、梅村学園が目指す10年後のあるべき姿を示すものとして長期ビジョン「UMEMURA VISION 2033」を定めました。今後はこの長期ビジョンを達成するための方策等を示す長期計画として、中京大学では「NEXT10-Ⅱ」(仮称)を策定していきます。
中京大学は挑戦と改革を続け、キャンパスの主役である学生の皆さんが存分に学んで確実に力をつけていけるよう、全力で支援してまいります。

建学の精神
学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ
梅村学園の建学の精神は「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」です。この建学の精神は水戸の藩校・弘道館の建学の精神の一つ「文武不岐(ぶんぶふき)」の真髄を現代教育に取り入れたものです。
中京大学の開学者であり、初代学長の梅村清明(梅村学園初代理事長)は、建学の精神を次のように示しました。
学術に真剣であらねばならぬことは、学問の府として、洋の東西を問わず、すべて当然のこととして要求される。わが学園は、学術と並んでスポーツによる教育を、二大方針の要として高揚している。「スポーツの真剣味の殿堂たれ」の教育方針は、学術とスポーツは二つながらにして一体を志向し、車の両輪の如く人間形成、人格形成に如何に重要な役割を果たしているかを強調しているものである。ここにわが学園の独自性が存する。
そして、建学の精神の意味するところを次のようにまとめました。

「建学の精神の四大綱」について
中京大学の創立者であり、初代学長の梅村清明(初代梅村学園理事長)は、建学の精神にうたわれた「学術の場」と「スポーツの場」のあり方について、次のように示しました。
「学術の場では学術の研鑽と共にジェントルマンシップ、レディシップを醸成陶冶する」。
学問に真摯、真剣に取り組むよう求めたうえに、男性も女性も人間としての人格陶冶が教育の理念であることを掲げました。大学が学術の殿堂、すなわち、知の集積拠点として教育・研究両面でその役割を高めていくことが目標であることはいうまでもありません。
「スポーツの場では健康の増強、心技の練成と共にスポーツマンシップを体得する」。
スポーツ各競技の技の向上を目指し、精神力を鍛錬するだけにとどまらず、スポーツマンシップとして

の四大綱の体得を求めました。
そして、「このような精神の体得者は個人としても、家庭人としても、社会人としても、国民としても、世界人類の1人として誠に望ましい人間である」として、「このような教育は如何なる国の如何なる時代においても肯定され、歓迎される本質を有する」と、建学の精神を時空を超えた教育理念として堅持する気概を示しました。
中京大学の歴史
- 1954
- 中京短期大学商科開学
中京商業高校講堂で開催された開学祭 - 1956
- 中京大学商学部開学
「中京大学」の校礼が掛かる正門 - 1959
- 体育学部開設
体育学部が開設し、完成した体育館
文学部・法学部開設 - 1971
- 豊田キャンパス完成
体育学部が豊田へ移転し、初の入学式が行われたキャンパス - 1986
- 社会学部開設
- 1987
- 経済学部開設
- 1990
- 情報科学部開設
- 1991
- 経営学部開設
- 1994
- センタービル完成
上空から撮影した開学40年の名古屋キャンパス - 2000
- 心理学部開設
9学部初の入学式。
開設した心理学部を含め3,523名が中京大学生の仲間入りをした(国際センチュリーホールで) - 2002
- 国際英語学部開設
- 2004
- 生命システム工学部開設
- 2005
- 総合政策学部開設
- 2006
- 情報理工学部開設
- 2007
- 現代社会学部開設
- 2008
- 国際教養学部開設
- 2011
- スポーツ科学部開設
- 2013
- 新名古屋キャンパス完成
新名古屋キャンパス外観
工学部開設新名古屋キャンパス(図書館・学術棟) - 2014
- 開学60周年
国際英語学部3専攻制スタート
文学部歴史文化学科開設 - 2015
- 現代社会学部4専攻制スタート
- 2020
- 国際英語学部と国際教養学部を改組して国際学部を設置
- 2021
- スポーツ科学部にスポーツマネジメント学科、トレーナー学科を増設
学びの体系
知欲を満たす学びのカリキュラム
全学共通科目
学問の基礎となる
偏りのない知識を身につける
全学共通科目はすべての学部の学生が履修する科目です。人文・社会・自然の3領域の科目に加えて、複数の領域を横断する科目や、外国語科目、健康・スポーツ科目、ゼミナール形式の科目など100を超える科目が開講されています。各学部の専門教育科目と全学共通科目の学びを通して、幅広い教養や総合的な知識を身につけると共に、思考力や判断力を養います。
専門教育科目[学部固有科目]
学年が進むにつれて
より専門性を深めていく
学部・学科・専攻によって履修の仕組みは異なりますが、一般的には1・2年次に基礎的な科目を学び、3・4年次ではより専門性の高い学修を行っています。大学ならではの授業スタイルである「演習(ゼミナール)」も開講されます。これは学生と教員が互いに質疑討論を交わしながら研究を進めていくスタイルの授業で、多くの場合はその集大成として卒業論文を作成します。
資格課程
教職課程をはじめ
多彩な資格課程を設定
専門教育を通じて資格取得を希望する学生のための課程。学部・学科・専攻ごとに設けられているもので、「教職課程」をはじめ「司書課程」「社会教育主事課程」「学芸員課程」「社会福祉士課程」など多彩な資格課程があります。学部・学科・専攻によって取得できる資格の種類は異なります。
全学開放科目
[他学部専門教育科目の履修制度]
学部を横断して
他学部の専門科目も学べる
全学開放科目は、総合大学としてのスケールメリットを活かし、他学部の学生も履修できる専門教育科目です。全国有数の1 0 学部を擁する中京大学では、学部を横断して専門教育科目を学べる独自の教育システムを設定。学生は幅広く深い知識を得られる上、自身の専門分野からのアプローチ以外の学際的な視点・考え方を身につけることもできます。
学部数・学生数
学部数
10学部の総合大学
中京大学は10学部を擁する総合大学です。中京大学ではそのスケールメリットを存分に活かした履修システムや留学・資格取得・教職・キャリアサポートプログラムなどを構築しています。
学部・学科・研究科
明日の社会を担う多様な個性が集う、10学部
社会が求める高等教育機関
名古屋キャンパス
人文社会科学 研究科 (2024年4月設置予定 届出手続中) |
※設置計画は予定(構想段階)であり、変更が生じる可能性があります。 |
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国際英語学 研究科 |
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文学研究科 |
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心理学研究科 |
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法学研究科 |
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経済学研究科 |
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経営学研究科 |
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工学研究科 |
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豊田キャンパス
社会学研究科 |
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工学研究科 |
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スポーツ科学研究科 |
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学生数
学部生 | 12,731名 |
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男子 | 7,822名 |
女子 | 4,909名 |
※中京大学調べ(2022年5月時点)
中京大学は、すべての都道府県出身者の学生が在籍する「全国型大学」です。
多様な個性が集い、学生達の生み出す大きなパワーが大学の魅力になっています。
名古屋六大学とは
「東海地区だけでなく、関東・関西から、そして全国から若者が集まり、互いに交流し大学生活を充実させてほしい」という思いから、国公私立の枠を超えた名古屋の六つの大学が協力しようと生まれました。
名古屋市東部に位置する、近隣の六大学(名古屋大学・名古屋工業大学・名古屋市立大学・南山大学・名城大学・中京大学)で、ほぼすべての学問分野がそろっており、互いの特徴を活かしつつ、教育・研究・学生交流ができるよう連携をすすめています。
