哲学や人間学、歴史意識など真の教養と共感力を身につけ、人間の多様なあり方を深く理解。
変動する国際社会に幅広い教養で対応し、第一線で活躍できる人財へと成長します。
※2026年4月より専攻名(または専修名)を変更予定です。内容は予定であり、変更となる可能性があります。
在学生の声
高い英語力と共に
広い視野で考える力をつけ、
将来を活かしたい。
国際学科 国際人文学専攻 崟 遥海さん
名古屋市立名東高等学校出身
高校時代から語学に興味があり、同時に世界史にも関心を持っていたことから、語学を学んだ上で歴史についても学べる国際人文学専攻へ進学。私を担任してくださっている先生の『グローバル・ヒストリー概論』の授業は、「第一次世界大戦をセルビアの立場で考える」など、今までとは異なる視点から歴史を学修することが新鮮で、特に興味深かったです。この先、留学などを通じて英語力を高めながら、多角的に物事を捉え、自ら考える力を身につけたいです。
2020年10月取材
哲学・人間学専修
哲学に根ざした普遍的な知と思考力を身につけ、豊かな人間理解を持った人財の育成を目指します。
単に学説を学ぶだけでなく、現代の国際社会の知的背景である西洋哲学や東洋思想など、幅広く人間学を探究し、科学や技術の進歩を批判的に検討できる視座を持つ人間を育てます。
以上を通じて、国内外で活躍できるグローバル・リーダーを育成します。
研究テーマ例
- ●他人の心は理解できるか
- ●感情の哲学と科学からみた人間理解について
- ●国籍・血統・文化から見た「日本人」
- ●AI・ロボット・サイボーグー人間と新たな存在者との共生可能性をめぐってー
- ●人種は果たして実在するか
- ●ジェンダーとセクシュアリティの多様性について
Pick Up 科目
心とAIの哲学
科学の進歩は人間の本質を変えるのか? 脳科学や生命科学、AI等の台頭によって現れたこの新たな問いに、哲学や心理学の知見だけでなく、SF映画やアニメにも触れながら答えを出すことを目標とします。
世界史専修
今、国際社会で起きているさまざまな現象やできごとには、すべて何らかの歴史的な背景があるといえるでしょう。
現在、そしてこれからの世界を理解するために、西洋史やアジア史といった従来の歴史アプローチに加えて、地域や時代をトータルに捉えようとする「グローバル・ヒストリー」も重視し、深く広い視野を持った歴史感覚を身につけます。
研究テーマ例
- ●ホロコースト後のドイツ・ユダヤ社会の変容
- ●シンガポール現代史と外国人労働者
- ●先住民からみるオーストラリアの近現代史
- ●黒人差別の根源と遷移
- ●ラオスの少数民族とベトナム戦争
- ●人類文化における象の歴史
Pick Up 科目
越境する世界史
ヒトは移動を通じて技術・思想・情報・モノなどを流通させ、お互いの違いや共通性を認識してきました。複雑化する現代の国際社会を見据え、「越境」に焦点を当てた新たな世界史の姿を考えます。
研究紹介(国際人文学専攻)
長滝 祥司教授(国際学科 国際人文学専攻)
出身校:東北大学大学院文学研究科博士課程
『世界が認める真の教養人となる』
哲学や人間学、歴史意識など真の教養と共感力を身につけ、人間の多様なあり方を深く理解。変動する国際社会に幅広い教養で対応し、第一線で活躍できる人財へと成長します。
人がAIやロボットと共存する時代の、心の在り方や、新たな倫理・道徳観を考える。
「人の暮らしをより快適にするために」と新技術が続々と開発され、いつの間にか生活のなかに取り入れられている時代です。AIやロボットが更に活躍する時代となることを歓迎する人もいれば、性能を疑ったり嫌悪感を持つ人もいます。それでは人間は、一体どんなAIやロボットに対してなら親近感を持つのでしょうか。
AI時代の人間をグローバルに考える。
私は、日本や欧州、北中米の研究者達と協同で、社会的ロボットや他者理解の研究を哲学と心の科学の観点から進めています。他者理解を例にとると、人は表情や仕草、声の調子などからほとんど無意識に他人の内面や行動を理解しようとしています。ここには文化の違いもあり、それはロボット研究にも応用できます。文化の違いについて理解を深めることは、グローバル時代の共存の基盤を形作るでしょう。
共感を誘うロボットとは…。
人がロボットと一緒に単純作業をする実験で、ロボットが人の言いなりになるより、時々逆らうようなプログラム設定の方が、人はロボットに共感するという結果を得ました。目の動きを組み込んだり人の手を模したアームにするなど、何らかの人的要素を持たせても同様の結果です。共感への指針を示すことは哲学の役割の一つです。
国際学部
※2026年4月より専攻名(または専修名)を変更予定です。内容は予定であり、変更となる可能性があります。