概要
国や地域間で経済主体の行動や相互関係を理解するために
経済学(貿易論、国際金融論、計量経済学など)を学びます。
また、グローバルビジネスに対応するために経営学(多国籍企業論、ビジネスデータ分析など)を
学ぶことによって、世界的に生じている課題や問題を発見し、国際的に活躍できる能力を身につけます。
在学生の声

国際学科 国際経済学専攻 1年 三田村 拓哉さん
岐阜県立大垣北高等学校出身
グローバル化が進む時代に「経済や経営を学ぶことは将来役立つ」と考えて進学しました。春学期の授業を経て、国際経済学専攻の授業に加えて、国際開発や貧困問題など、国際政治学の分野にも関心を高めています。英語に関しても、ネイティブ教員との少人数クラスなどを通して、語学力アップを実感しています。今後は留学を経験し、広い視野とコミュニケーション能力を養いたいです。大学卒業後はグローバル企業への就職を目指しています。
2020年10月取材
国際経済学専修
国境を越えた自由貿易、地域統合による地域内貿易の拡大、
人口減少や移民の増加など、グローバル社会での諸課題を解決するために必要な
経済学の基礎から応用までの幅広い視野と知識を修得します。
その上で、私たちが直面する経済的な課題に対して、分析する理論と実証能力を身につけ、
実践的な経済政策立案に取り組むことができる人財を育成します。
研究テーマ例
- ●労働力不足解消のための移民政策
- ●日本の輸出入と国内産業の空洞化
- ●保護貿易と地域内貿易の拡大
- ●環境汚染の越境問題
- ●通貨統合による貿易パターンの変化
- ●発展途上国における教育政策と経済成長
Pick Up 科目
環境経済学
産業構造の変化やそれに伴う経済発展は環境に対する負荷をもたらし、個人の健康や自然体系の崩壊といった直接的な形で影響があります。さらに、地球温暖化や資源の枯渇、農業や水産業の生産量の減少などの間接的な形でも社会に悪影響をもたらします。国家間・地域間で起こりうる環境問題に対する規制や課税・補助金などの政策について学び、それらの課題を理論的な背景に従って見つけ出す能力を身につけます。
国際経済学特殊講義
北米、南米、ヨーロッパ、アジア・オセアニア、アフリカなど、話題となっている諸地域の経済情勢、さらにWTOなどの国際機関によって定められている国際的なルールについての現状理解を深めます。また、アメリカによる貿易赤字や低金利からの脱却を目指す近年の政策は各地域の経済にどのような影響があるのかなど、有機的なつながりをもつ世界経済に見られる多様な経済問題についての望ましい政策を考える能力を身につけます。
国際ビジネス学専修
グローバル企業への就職に向けて、基礎・応用・実践展開の3ステップで、
ビジネスに必要なスキル(マーケティング・人材マネジメント・ファイナンスなど)を
計画的に身につけられるように、海外やビジネス現場経験の豊富な教員がサポートします。
グローバルビジネスで起こっていることを深く理解し、そこでの課題解決力を身につけるために、
理論と実践の両面からバランスよく学んでいきます。
研究テーマ例
- ●日本のキャラクタービジネスは海外でも通用するのか?
- ●日本企業内で英語を公用語化することについての一考察
- ●なぜ日本車はEU市場で苦戦しているのか?
- ●多国籍企業の財務分析―AmazonとGoogleはなぜ強いのか―
- ●日本型リーダーシップは欧米企業で受け入れられるのか?
- ●ユニクロの経営戦略:ZARAとの比較
Pick Up 科目
Global Business and Leadership
日々刻々と変化するグローバルビジネスの最新トレンドを、実務経験豊富な教員が分かりやすく紹介。その上で、難易度の高い問題が複雑に絡み合うグローバルビジネスの世界において、これからのビジネスリーダーに求められるスキルや能力を、実践的な枠組み(事例分析、スキルトレーニング、コンサルティング実務トレーニングなど)を通じて体に馴染ませるように学び、グローバルビジネスを扱う就職に強い人財を育成します。
ビジネスデータ分析
データを維持、管理し、ビジネスに活用することは、企業においては競争力構築・維持のための重要な要件です。また、ビジネスパーソンにも必要なスキルとなってきています。本講義ではこういった背景を踏まえ、ビジネスデータ分析の実践のために、データ分析の流れや、そのデータの取扱いに関するスキルといった領域について実践的学修を積み重ね、そこから顧客ニーズや、経営上の課題やリスクを発見する能力を身につけることを目指します。
有限責任監査法人トーマツ担当科目