在学生・卒業生の声

卒業生

株式会社朝日新聞社(コンテンツ編成本部)

宮澤 賢一さん

文学部 言語表現学科

愛知県立常滑(旧:常滑北)高等学校 出身

学びを活かして新聞と人々の距離を近づける。

新聞の紙面編集とポッドキャスト配信に関わる。

支局の取材記者を経て、現在は東京本社のコンテンツ編成本部で紙面編集に携わっています。
新聞の紙面をどんな見出しでどのようにレイアウトするか、デスクや出稿部と話し合いながら最終的に決めるのが編集者の仕事です。ニュースの重要度や緊急性を考えながら、記事に見出しをつけたり原稿の文字数を調整したりし、配置や大きさなどの構成を決めています。記事の内容を的確に伝える見出しを考えることは難しいのですが、わかりやすく、かつ興味を引くことができる見出しができると編集者の醍醐味を感じます。

コンテンツ編成本部ではデジタル配信も行っており、私は朝日新聞ポッドキャストの「一緒に新聞をめくろう!」という番組の司会を務めています。これは楽しいトークを交えながら朝日新聞の記事を紹介し、リスナーに新聞の面白さを伝える番組です。ポッドキャストを通じて新聞社で働く人々の素顔に触れ、新聞やニュースに親しみを持っていただく機会になればと思います。

大学で学んだ豊かな言語表現。

高校時代から文章を書くのが好きで、言葉で表現する技術を学ぼうと言語表現学科の一期生として入学しました。
大学は古典文学から現代のメディアまで幅広く学びました。また報道ニュースや文学、能などさまざまな日本語の表現に触れ、日本語の幅広さ、奥深さを知りました。ゼミでは俳句を学び、卒業研究では俳人・高浜虚子の贈答句について研究しました。

3年次にゼミの先生の紹介で参加した新聞社のインターンシップでは記者の取材現場に同行し、実際に原稿の作成に挑戦しました。現場で社会課題に向き合う記者の姿を目の当たりにしたことで「将来は新聞社で働きたい」という意思が強くなりました。
新聞記事は、ただ情報を伝えるだけでは他人事で無機質な印象を読者に与えます。客観性や公正さを保ちつつ人間的な感情のこもった文章を書くために必要なのは、豊かな日本語の知識と幅広い表現力。大学で多様な言語表現を学び、興味のアンテナを広げた経験が現在の仕事の土台となっています。

高校生の皆さんへのメッセージ

中京大学は東海地方では規模の大きな大学で学部も多く、多様な「ヒト・モノ・コト」に出会えます。
高校時代に明確な将来の目標が見出せなくても、大学では夢や目標を見つけるチャンスがたくさんあります。
大学で自由にのびのびと視野を広げ、興味を持ったことに果敢にチャレンジしてください。

2023年5月取材

Contents

中京大学 NetCampus 受験生向けホームページ ネットキャンパス

資料請求

中京大学 NetCampus 受験生向けホームページ ネットキャンパス 大学サイト