法実践プログラム LPP

法実践プログラム(選抜制)
LPP:Legal Practice Program

第一線の現役実務家を講師に、実践を想定した授業を展開。

法実践プログラムは選抜制で行われます。法についての知識と素養を『実際に使う場』を想定した授業です。実務家(国家公務員・地方公務員・弁護士・NGO/NPO構成員など)と連携しながら、現代社会のさまざまな課題解決を目指した先進的な授業を展開します。

事例紹介

法実践演習Ⅰ
(民事法)

プロのテクニックで勝ちにくる
現役弁護士と模擬法廷で本気の対決!

プロの法律家である現役弁護士と訴訟形式で模擬裁判を行うことなど通して、法律を能動的に使いこなす方法を学ぶ授業です。

クライマックスは、現役弁護士と訴訟形式の対決をする最終日の模擬裁判。学生は、関連法の理解、相手方主張のシミュレーションや攻略法の模索など、1ヵ月以上かけて必死に準備します。練り上げた作戦で挑み、想定外の展開にも柔軟に対応する学生。プロのテクニックで勝ちにくる弁護士の先生。まさに真剣勝負です。ここで学生は「法律を使う」ことの真の意味を学び、大きな自信も手に入れます。

法実践講義 Ⅰ-1
(国際関係)

待ったなしの現実、難民問題。異なる立場のプロの話をどう考える?

日本の国際的な問題を、現場の最前線にいるさまざまな外部講師の講義を交えて学びます。例えば難民支援の問題。難民支援NGO構成員から入国管理局に収容されている難民申請者の厳しい状況を聞く一方、入国管理局関係者からも話を聞くことがこの授業の大きな特徴です。対立する複数の立場から現場の実態を見ることで、自分の意見を持ち、持論と対立する情報も踏まえた説得力ある議論ができるようになります。

先端研究プログラム

先端研究講義

大学における最新の法学研究の成果について講義します。現代社会が抱える今日的な課題・問題点を明らかにし、その解決に向けた法的なアプローチについて学ぶことで、社会の多様な要請に応える応用力を養成します。

〈講義テーマ例〉… 消費社会を快適に過ごすための基礎知識/最新の知的財産法事例/アーカイブズ学/新技術の社会実装に伴う法律問題-自動運転を題材にして-/東アジア国際社会のなかの日本と台湾 など

事例紹介

テーマ 『消費者法』

増加する消費者トラブルの問題。
リアルタイムで解決法を考える。

ニュースでも度々取り上げられる消費者トラブル。授業では、消費者契約法、特定商取引法など、消費生活に関連する法律について法的基礎知識を修得すると共に、法的な“ものの考え方(論理的思考)”に基づいて、具体的な事例に当てはめて問題解決を図る力を身につけることを目指します。

「どのような消費者問題が発生しているのか」、「消費者問題の解決に関連してどのような法制度があるのか」、「被害に遭った場合にどのような法的救済が用意されているのか」等について学ぶことを通して、被害防止を図り、また仮に被害に遭った場合でも対処する方法を学びます。また、多様化する消費者問題をより身近な問題として捉え、対応できる人材を養うため、国レベルで議論されていることも可能な限りリアルタイムで取り上げ、考えていく場を設けていきます。

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先端研究演習

通常の演習科目では扱わない高度な研究テーマについて、少人数クラスで掘り下げて学修します。調査・分析、グループワーク、プレゼンテーションなどを体験しながら、社会的な汎用能力を鍛え、就職力向上につなげます。

〈演習テーマ例〉… 法哲学と現代社会/行政手続きの日中比較/民法学の最前線から未来の社会とキャリアを考える/キャリアデザインと保険法の研究 など

事例紹介

テーマ 『法哲学』

法哲学の“ものの考え方”を
マスターし、
現代社会の問題に切り込む!

法哲学の“ものの考え方”をマスターすることで、現代社会のさまざまな問題に対して、問題の本質をおさえた論理的で説得的な回答を提示する“やり方(方法論)”を身につけることを目指します。法哲学の基本である、模範解答のない問題に対して、抽象的な理論を緻密に展開するために、さまざまな問題に対して、法哲学の“ものの考え方”を用いた対応策を考え、議論することで、現代社会の問題に、法哲学から切り込むトレーニングを行います。

「ものごとを一般化・抽象化して捉える能力」と「問題を少し離れたところから客観的に捉える引き目線」を学ぶと共に、チームに分かれたプレゼンテーションを通じて、協働して立案・検討・提示する能力を身につけます。問題の本質を冷静に見抜く能力と、聴衆の心をわしづかみするようなコミュニケーションの両立を目指します。

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