「聞く・読む・書く・話す」技術を磨き
自己の考えを自在に発信できる力を獲得。
言語の理論を学び 日本語の表現を追求
現代語を中心に、日本語を客観的かつ科学的に観察・分析します。文学作品はもちろん、絵本、マンガ、映画、さらにはSNSやブログなどのあらゆる言語表現が対象です。情報を正確に理解した上で、自己の考えを的確に表現・発信する力を磨きます。授業を通じて、「聞く・読む・書く・話す」技術を養成。実務的な日本語運用能力やコミュニケーション能力を身につけます。
ITを駆使した先進的でアカデミックな日本語研究を展開
言葉の使われ方の傾向を数値化し、掘り下げていく日本語研究。コンピュータを活用し、統計的な手法で言葉を分析します。膨大かつ多様な電子化データを用いることで、研究の幅も広がります。本学科では、研究のためのPCの技術修得についても細やかに支援し、分析手法を身につけます。
研究領域・教員と
学びの分野
研究領域
少人数で授業を展開し、現役アナウンサー、雑誌編集者、書家など、言語表現の第一線で活躍している教授・講師陣から実務的な日本語運用能力を学びます。また日本文学科の専門科目の受講も可能で、文学的教養も深めることができます。
専任教員の担当分野 | 専任教員の研究分野またはテーマ |
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現代日本語論 | 日本語文法/コンピュータを利用した日本語研究 |
コミュニケーション論 | 文章・談話論 |
地域言語論 | 日本語方言の記述的研究 |
出版文化 | 近代日本の出版史/出版文化 |
文字文化 | 書道/書道科教育 |
広告論 | 広告/メディア論 |
司書教育 | 図書館学/書誌学 |
体験型の学び
(カリキュラム)
即興的な談話の実態を解明し音声言語の表現を追究する
談話によるコミュニケーションには即興的な側面があるため、無意識に発話をしてしまうことがあります。たとえば相槌も、どのタイミングでどんな表現を使っているのか、自身の話し方を振り返ってみても、意外と答えられないのではないでしょうか。このような音声言語を中心とした談話も重要な研究テーマの一つです。できるだけ自然なかたちで集めた談話の実態を分析し、場面や状況にふさわしい音声表現を追究します。
各地の「方言」に着目し、地域とことばの関わりを探る
名古屋が位置する中部地方は、文字通り日本の中間地点。ことばも例外ではなく、この地方の方言には西日本的な特徴と東日本的な特徴が混じり合っており、常に変化し続けています。このような方言の動態を捉えるには、「記述的研究」と「言語変化研究」の二つのアプローチを用います。1年間にわたって展開される『地域とことば』の授業では、上記二つのアプローチについて学び、自分自身の手で調査を行い、最新のデータを収集していきます。方言を通じて地域性にせまりながら、自主的に調査を進める力を養っていきます。