現実課題にチームで挑戦し、
実践的な問題解決能力を磨く
総合政策学部の最重要科目である『総合政策プロジェクト研究』※は、産官学連携による商品開発や戦略企画、自治体・公共機関に対する政策提言など、実社会に存在する課題解決に挑戦します。研究テーマの設定からチームの編成、調査、分析、提案・提言まで一貫して学生が主体的に展開。年に1回学生主体でプロジェクト研究報告会を開催しています。各プロジェクト研究で進めてきた研究成果を、学生自身がプレゼンテーション形式で発表し、順位を競います。
※『総合政策プロジェクト研究』とは、一般的にゼミといわれる少人数制演習型のもので、特に一般的なゼミよりも能動的学修に傾注した授業です。(2年次から)
ビジネス戦略
企業が求める高い水準で課題解決を目指す経験が社会を生き抜く力に。
大手メーカーの特許を使った新商品企画やテーマパークの集客プランなど、連携先も内容もさまざま。企業への戦略提案等を通じて、即戦力として活躍できる能力を磨きます。学生という立場に甘えることなく企業が求める高い水準で活動に取り組むことで何度も、「上手くいかなかった」「どうすれば良いか分からない」という経験をします。こうして、社会で求められる困難な課題に挑戦し続ける姿勢を身につけます。
公共政策
国や地域社会の課題と向き合い知識を現実社会に活かす思考習慣を身につける。
環境・エネルギー・人口・人権・外交・治安対策など幅広いテーマのなかから興味と関心のある分野を選び出し、課題解決に立ち向かいます。自治体と連携したプロジェクトでは、学問を現実の社会に照らし合わせながら、地域振興政策を具現化。幅広い知識と先端的手法を駆使して地域社会が抱える現実課題に対処できる人材の育成を目指します。
研究事例
ドラゴンズウォーター
天然水販促提案
中部地域限定で販売された「中日ドラゴンズ」と「ブルボン」とのコラボ商品。そのパッケージにQRコードを付けることで、中日ドラゴンズのホームページへ誘導する販促手法を提案。QRコードを読み取ると、最新のドラゴンズ情報をその場で入手することができる。この取り組みは、新聞等メディアでも取り上げられた。
山崎製パン・キャンパス
ランチパック新商品開発
マーケティング実践授業の一環として行った取り組み。パン生地やパンに挟む具材、パッケージのデザインなどを考案し、山崎製パンの製品担当者と何度もディスカッションを重ね商品化を実現。完成した商品「ランチパック(梅じゃが&チーズ)」は、東海・北陸エリアの量販店やコンビニエンスストアで実際に発売された。
特許技術を活用した
キャンププレートの商品化
コロナ禍において(株)五合が保有している産業向け商品用特許を使い、キャンププレートを企画・商品化。クラウドファンディングMakuakeにて目標販売額の1300%の売り上げを達成しました。
豊橋市で観光促進イベントを
企画・実施
豊橋市内の路面電車を利用して行う「市電でめぐる運命ゲームin豊橋」を企画し、JAF愛知支部と共同で実施しました。地域資源を活かした内容で、多くの人に豊橋の魅力を伝えるイベントとなりました。
女性の活躍推進についての
調査活動
先進国のなかで、女性の社会進出が遅れていると考えられている日本。愛知県庁への訪問インタビューで、県の制度や保障を調査。アメリカ・スウェーデンなどの欧米諸国と比較し、日本の制度がどのようなものになっているか、問題点を探りその実態を明らかにした。
山県市の観光促進を提案
岐阜県山県市に観光客を集める施策を提案。観光案内リーフレットと地元の特産品を使った商品(餃子、肉巻きおにぎり)を企画し、JR岐阜駅にて試食会を開催。餃子と肉巻きおにぎりは、各200個が予定時間よりもかなり早い時間に配布終了となり、当日来場していた山県市長からも称賛のコメントをいただいた。
「かつめい茶リラックスブレンド」へとブランド変更
中北薬品の有名商品を学生の手によって若者向けに「かつめい茶リラックスブレンド」へとブランド変更。広告代理店とタッグを組み、テレビCMの製作にまで携わりました。
富士通の特許を使った
新商品の企画
富士通が保有している休眠特許(商品化されていない未使用の特許)を利用して、学生の発想力で新商品を考案し、自治体、豊川信用金庫と連携してものづくりの推進を目指す取り組み。学生たちはチームごとに約半年かけてアイデアを練り上げ、斎藤製菓へ企画商品の提案を行った。
豊田市高校生消防クラブの
運営に参加
豊田市内12の高校に通う高校生がさまざまなプログラムを通じて知識や技術を学び、得た知見を通学する高校で普及啓発して同世代の防火防災意識を幅広く向上させることを目的として設置された「豊田市高校生消防クラブ」。県内では初めての設置となる、その事業の運営に携わった。