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2018.06.28 学部

工学部/「平成29年度宇宙輸送シンポジウム」で受賞

 

工学研究科の服部凌大さん(電気電子工学専攻・修士課程2年)は今年1月に行われた「宇宙輸送シンポジウム」で第5回優秀学生賞(非化学推進部門)を受賞した。このシンポジウムは宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(ISAS/JAXA)で「宇宙輸送と推進系」に関して開かれており、輸送系、推進系にかかわるシステム研究および基礎的な研究について、国内におけるこの分野の最先端の研究者らが集まり研究発表を行っている。

服部さんが受賞した論文のテーマは「『はやぶさ2』表面材料損耗解析に向けたイオンスラスタの逆流イオンのエネルギー計測」。

現在宇宙を航行中の小惑星探査機「はやぶさ2」で、化学推進器の10倍程燃費が良い宇宙用電気推進器の一種であるイオンスラスタ(イオンエンジン)付近に宇宙機表面材料の損耗が観測されている。これはイオンエンジンが放出するプラズマ中で発生する電荷交換イオンを主とする推進剤イオンが逆流する際に起こる損耗だと考えられており、この損耗評価を行うためには、逆流するイオンの発生量と衝撃エネルギーを計測する必要がある。服部さんの研究チームは、実際に「はやぶさ2」に搭載されたものと同型のイオンエンジンを使った地上試験で、逆流イオンのエネルギー分布と電流を計測する装置を製作し、JAXA相模原キャンパスにある耐久試験チャンバ(高真空状態でイオンエンジンを作動させるための大型真空装置)で計測実験を行った。地上での実験結果を検証できる「はやぶさ2」実機による測定データがあることがポイントとなっている。

この研究は服部さんの所属する村中研究室(村中崇信准教授)で進めてられおり、昨年から本格的にスタートした。「測定装置を作って、データを解析・処理するのに時間がかかりました」という。

 

 

受賞した学生賞は内容、発表を含めた総合評価で決まる。発表の仕方、論文がわかりやすく、論理立てができていること、新規性や独創性があることから選ばれた。服部さんは「学部(電気電子工学科)、研究科ではともに1期生でやってきました。先輩から引き継ぐものがないため仲間とこつこつ研究してきたことが形になり、評価をいただけたことが大変嬉しいです」と受賞の喜びを語った。

村中准教授は「限られたマンパワーではありますが、実直に取り組んで来た研究に対して、このような栄誉ある賞を頂けたことを大変嬉しく思います。昨年度からJAXA宇宙科学研究所のご協力を頂けることとなり、本研究が幸いにして実現し遂行することが出来ました。本研究に多大なご尽力を頂いた学外研究者の皆さまと、学生各位にこの場を借りて御礼申し上げます」とコメントした。

 

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