在学生・卒業生の声

学部の学び

実験心理学領域(近藤ゼミ)

多田 奏恵さん

心理学部 3年

岐阜県立加納高等学校 出身

心理実験を通じてスキルも学習意欲もアップ。

心理学の領域は幅広いと知る。

私は、困っている人の心に寄り添う臨床心理士に憧れて、心理学部を志望しました。しかし入学してから徐々に、「臨床を支える立場から、人の心についてより深く研究したい」と考えるようになっていました。日本で初めての心理学部である中京大学心理学部では、臨床心理学以外にも実験、応用、発達と心理学の4領域の基礎を学ぶ機会があります。だからこそ、全体を見極めた上で関心をもつ領域について学びを深められるのです。また心理学部では、2年次の「心理学基礎実験演習」の授業で実験手法やデータ分析の手法を身につけます。実験報告レポートを提出するため、文章作成力も高まります。さらに私は、オーストラリア・グリフィス大学での海外研修に参加しました。ホームステイをしながら心理学について英語での授業を受けるという体験を通じて英語力もスキルアップしました。心理学の研究では、英語の論文を読むことが求められるので、今後も英語学習には力を入れたいです。

大学院に進学して、研究を続行。

実験心理学領域を専攻する私が所属するゼミでは、聴覚と視覚に関する研究を中心に行っています。ゼミではまず、ゼミ生同士で交互に実験者・被験者をしながらさまざまな実験を行いました。その中では、飲料CMのバックで流れる効果音についての実験が印象に残っています。普段の生活で知らず知らず耳にしている音が無意識に人に働きかけており、少なからず影響を受けているのだと知りました。
私が今、興味をもっているのはASMRについてです。ASMRとは、例えば咀しゃく音など聞く人をゾワゾワさせる音を指します。音楽好きなこともあって、卒業研究では聴覚に関する研究を進め、卒業後は大学院に進学し、さらに研究を深めたいと考えています。最新の論文を読み、ただ読むだけでなく批判の目をもって科学的に考え、研究していきたいです。

2019年3月取材

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