在学生・卒業生の声

卒業生

ソニー株式会社

金子 拓也さん

経済学部 2003年9月卒

静岡県立浜松西高等学校 出身

世界の動きを知ったゼミナールと、
グローバル化に向かう時代が、世界に目を開かせてくれた。

厳しい環境だったからこそ成長できた交換留学。

経済学部のゼミナールでは、長く金融機関に在籍されていた先生が担当されており、「経済学」を学びました。当時は、まだグローバリズムという言葉もあまり使われていなかったと思いますが、先生は海外経験も豊富で、海外のお話をたくさん聞くことができました。また、私はアメリカのNBA(National Basketball Association)に関心があり、スポーツビジネス、あるいは多国籍のプレイヤーが共に個の力を出して戦う様子などから得られる刺激も、世界への興味を喚起してくれました。さらに、この頃Windows98(PC用オペレーティングシステム)が出回り始め、ネットを通じて世界がつながる状況も出現していました。そんな時代にも背中を押されて、私は世界に目を向けるようになりました。 3年次には、アメリカテネシー州立大学へ交換留学。テネシー州では独特の訛りが強く、聞き取りにも苦労した上、周りには日本人が一人もいませんでした。日本語で会話する機会はまったくなく、日常的に英語を使うという環境が私の成長を促してくれて、就職にもつながったと思います。

さまざまなものが複雑に影響しあって、世界は変化している。

入社して10年が経ち、現在は、主に部品などの調達を担っています。世界中の生産拠点において現地で調達する部品と国外から輸入する部品を、日々世界の経済情勢や為替、あるいは通商政策によって刻々と変わる経済を睨み、調達の戦略を立てています。 2012年から4年間は、マレーシアのクアラルンプールの生産拠点に駐在しました。ここではマレーシアと日本の違いを理解し、日本のやり方を押し付けるのではなく、マレーシアの風土や人に適したシステムをつくり、それを徐々に浸透させていくようにしました。 私は、世界の変化の速さを肌で感じています。世界中のモノや人、情報が複雑に影響しあって、世界は変化し続けています。だからこそ、今を生きる20代の若者の能力や感性に期待しています。私たちがキャッチアップできないような領域を見つけ伸ばしてほしいと思います。逆に私たちが理解できるようなレベルなら、そこに進化はありません。仲間をつくり、賛同者を増やして、既成の壁を打ち破って流れを変えるようなパワーを皆さんにはもってほしいと思います。

2018年9月取材

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