在学生・卒業生の声

学部の学び

実験心理学領域(高橋ゼミ)

近藤 晴香さん

心理学部 3年

中京大学附属中京高等学校 出身

なぜ人は、凸凹の連続を不快に感じるのだろう…。

私が現在取り組んでいる研究のテーマは「凸凹の不快感」。例えば、梱包材のプチプチや、パンケーキを焼くときにできる気泡など、連続した凸凹に対して不快感を覚える人がいます。小さなデコボコに過ぎないのに、その画像を見ただけで鳥肌が立つほど気持ち悪いと感じる人がいる。なぜだろう?−−−−その不思議を解明するための実験を計画しています。注目したのは色でも形でもなく、凸凹の深さ。深い海に対する恐怖心とつながる部分があるのではないかと考えました。実際、凸凹の深さを変えた4種類の粘土を使った簡易的な実験では、穴の深さと不快感とに関連があることが確認できました。そこで本格的な実験を計画し、現在は実験に使う3D画像の制作に取り掛かっています。

身につけた知識とスキルを、人と人をつなぐ仕事に活かしたい。

研究する上で役立ったのは、2年次の「心理学基礎実験演習」で多くの実験に挑戦した経験。実験計画も自分たちで立てることができました。そしてもう一つが、高橋ゼミに配属になってからの半年間、先生に指導していただいた画像処理に関するプログラミング技術です。計画に沿って思い通りの実験画像を作れることもありますが、同時に「人がモノをどう見ているのか」という認知過程の理解にもつながりました。
現在、私は就職活動中ですが、心理学の学びを通して身につけたパソコンスキルや計画的に仕事を進めていくスキルが役立っています。私は将来、どんな業界であれ、人と人をつなぐ仕事を志望しています。心理学部で身につけた相手を理解しようとする姿勢やコミュニケーション力を活かして、やりがいある仕事を見つけたいです。

2018年1月取材

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