在学生・卒業生の声

卒業生

任天堂株式会社

長瀬 昌也さん

工学部 2016年3月卒
メディア工学科

愛知県立一色高等学校 出身

※新学部・学科名称にて記載

任天堂株式会社とは…
1889(明治22)年の創業以来、娯楽に関するさまざまな事業を展開。1983年の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」の発売を契機に世界的なゲーム機、ゲームソフト開発メーカーと認知されるようになる。

面白いと感じたことを追求し続けたことが、
子どもの頃から憧れていた仕事につながった。

ゲームとの出会いが、ものづくりへの興味に。

任天堂で働くことは、子どもの頃から夢でした。最初に任天堂のゲームと出会ったのは、保育園児の頃。『星のカービィ』を兄と一緒にプレーするのが楽しくて、いつしか自分も、子どもたちを夢中にさせるゲームを作れたらと思うようになっていました。それが何かを作ること、何かを生み出すことに興味をもつ出発点だった気がします。中京大学を選んだのも、そんなものづくりへの興味から。機械もいじりたかったし、ソフトウエア開発や画像制作にも挑戦したいと思っていました。そこでハードもソフトも、ものづくりに関する多様な技術領域を幅広く学ぶことのできる中京大学を選択しました。

大学時代の経験の全てが、今を支えている。

大学の研究室では、ドローンの自動巡回システムの開発に取り組みました。GPSやカメラなど多様な機能を駆使して現在位置の把握や障害物の判定を行い、さらに周辺マップや飛行ルートを自動生成するシステムの開発に取り組みました。同時に、研究室で使用するネットワークサーバの管理も任され、ハードウエアのセットアップからサーバ構築までの一連の流れを学ぶこともできました。また、仲間と一緒にオリジナルゲームを制作したり、アーケードゲームの検証会社でゲーム・デバッグのアルバイトをするなど、自分が面白いと感じたら、どんなことにも全力で取り組みました。その全てが、現在の仕事を支えてくれています。

ものづくりのプロとして、世界に感動を届けたい。

私は現在、さまざまなゲーム機の機能を検証する仕事をしています。ゲーム機開発には多様な技術が用いられ、実に多くの人の手によって作られています。時に、一般にはあまり知られていない機能が盛り込まれていることもあります。検証の仕事は、こうしたユニークな開発者の思想や技術に直に触れることができます。今は、この仕事を通して技術の幅を広げ、ものづくりのプロとしての力をつけていきたいです。実は、この会社の面接試験では、高校時代から趣味で続けてきた音響の話にも熱心に耳を傾けてもらいました。手作りのスピーカーや真空管アンプの話で盛り上がる中で、私はものづくりが大好きな人たちが集まるこの会社で仕事がしたいとの思いがますます強くなりました。これからも、ものづくりの情熱をもち続け、感動や驚きを世界に届けていこうと思います。

※ ゲーム・デバッグ(Game Debug)

開発中のゲームソフトの不具合(バグ)を発見および修正し、動作を仕様どおりのものに修正する仕事。

2017年12月取材

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