静岡県庁
相良 健太さん
現代社会学部 2018年3月卒
静岡県立掛川西高等学校 出身
取得資格:世界遺産検定2級
合格実績:国税専門官
やりたいものを見つけられれば、
それを叶えられる環境がここにはある。
資格を取得できたのは、試験直前までの粘り。
もともと社会の教科が好きで、社会科教員になりたいという気持ちから、資格取得が可能な現代社会学部を選びました。ゼミでの研究テーマは「震災ボランティア」で、熊本地震の時は現地ボランティアとして参加し、瓦礫の撤去などを行いました。東日本大震災で被災した福島県の子どもたちを愛知県に招待する「雨にも負けずプロジェクト」にも携わりました。
大学に入る前から“地元の役に立ちたい”という思いをもっていたこともあり、次第に公務員を目指す気持ちが強くなりました。2年次から公務員採用試験対策講座を受講し、3年次の後期から本格的に取り組みました。資格センターには本当にお世話になり、豊田キャンパスから八事キャンパスへ通いながら勉強するのは大変でしたが、最終的に選抜制である弘道塾※も利用できるようになり、資格試験に臨む上で自信につながりました。試験直前にOBの県職員の方と直接話す機会があり、その時アドバイスいただいた内容が面接試験でとても役立ったことを今でも覚えています。
地元の役に立ちたい気持ちを叶えられ、やりがいを感じる毎日。
現在は、静岡県交通基盤部道路局に配属されています。県内各地の土木事務所が窓口として受付けた、一般車両の制限値を超えている特殊車両の通行許可申請を取りまとめたり、道路の通行開始の告示、道路を作る前の調整などが主な業務です。国と市町村の間で調整を図ることも多く、大変な部分もありますが、自分が携わった道路が開通した時などには大きな達成感を味わうことができます。上司に帯同する仕事から、自分一人で担当する仕事も増えてきました。その場合は、自分からやり方を提案し、上司に確認するという形で進めています。
最近では、一人で動ける仕事の範囲が広がってきました。仕事量も多いですが、静岡県の役に立ちたいという以前からの思いを実現できたことで、毎日が濃く、やりがいを強く感じています。
※弘道塾
公務員採用試験対策講座の模擬試験成績上位者に提供される自習スペース。
2019年5月取材