教員採用試験合格者
株式会社三井住友銀行
上村 実佑さん
現代社会学部 4年
三重県立桑名高等学校 出身
取得資格:日商簿記検定2級
ビジネス能力検定ジョブパス2級
社会調査士(取得見込み)
- 民間資格
学部の授業で学んだ知識をフルに活かしたプロジェクト。
ここで培った経験が自分を表現する力になる。
元々心理学に興味があり、「社会学」と「心理学」をバランスよく学び幅広い知識を身につけたいと、中京大学の現代社会学部への入学を志望しました。学部では主に集団に注目する社会調査と、個人に注目する心理を中心に実践的な2つの調査手法を学修しました。これらの学びは社会福祉士の資格の勉強にも活かすことができたと思います。実践的な内容が多いカリキュラムの中でも1番印象深いのは、「社会調査実習」のゼミです。ゼミでは、中日ドラゴンズとナゴヤドームの協力でスタートした「ドラゴンズ・プロジェクト」を2006年から行っており、実際に野球観戦に来たお客さんに大規模なアンケートを実施するこのゼミなら、直接多くの人に接しながら学ぶことができると思い、2年次から参加しました。
分析力を駆使して、次のステップへと展開していく。
「ドラゴンズ・プロジェクト」では、グループごとにテーマを決めて調査するため、3年次の私達のグループは「女性の集客」をテーマに、ナゴヤドームの観客約1000名を対象にアンケート調査を実施しました。アンケート結果の分析を繰り返し、最終的に野球観戦において女性を求めるものを3つに絞って、「SNSで選手の日常を公開する」などの具体案を提案することになりました。結果、提案が学内選考を通過し、球団事務所でプレゼンテーションをすることになった時は、チーム全員で喜び合いました。2年次にも一度球団事務所でのプレゼンテーションを経験しましたが、今回は私達が最年長としてグループを引っ張る立場。緊張感も責任感も前回の倍以上に感じましたが、社会で働かれている方の前で提案を行った経験は、社会人と臆せずに話す貴重な機会になりました。事前の発表シミュレーションで、下を向いて資料を読み上げるだけでは効果がないと痛感したため、事前に資料を読み込み、前を向いて話すことに注力しました。発表を聞いてくださる方に表情や感情を込めてプレゼンテーションする練習を繰り返したことで、“人に伝える”ことに重きをおいた発表ができたと思います。
球団事務所でのプレゼンテーションは、社会人への第一歩に。
就職活動では、ゼミでのプレゼンテーションの経験がとても力になり、面接でも自分を表現する話し方を工夫することができ、自信をもって臨めました。さらに、学内の就職支援制度も数多く活用しました。中でも、キャリアカウンセラーの方との面談は、履歴書の添削や就職活動に関するアドバイスをいただけて、自分では思いつかない意見を聞くことができ、とても役立ち、自身の成長に繋がったと感じています。
私が就職する銀行では、商品が目に見えません。だからこそ、知識や人間力を活かせる場だと思います。大学生活で得た知識と経験を糧に、たくさんの人に商品の魅力が伝えていくことが目標です。仕事について勉強することはもちろん、多くの人と接するため豊富に話題が提供できるように今後も努力し続けます。
2015年11月取材
株式会社三井住友銀行
上村 実佑さん
現代社会学部 2016年3月卒
三重県立桑名高等学校 出身
株式会社三井住友銀行とは…
三井住友フィナンシャルグループに属する都市銀行であり、三菱UFJ銀行、みずほ銀行と並ぶ「3大メガバンク」の一つである。国内外に支店を有するグローバル金融グループとして、個人・法人に向けて預金業務や貸出業務、為替業務ほか金融に関する幅広い業務サービスを提供し、広く社会を支えている。
大学生活で身につけたスキルを高め、仕事で成長を。
ゼミのプロジェクトを通じて社会人基礎力を磨く。
中京大学現代社会学部では、現代社会のさまざまな問題について多様な角度から考え、学ぶことができます。私は社会学や心理学などの幅広い知識を身につけたいと思い、進学を決めました。大学生活で最も印象深いのは、「ドラゴンズ・プロジェクト」です。「社会調査実習」のゼミ活動の一環として取り組みました。中日ドラゴンズとナゴヤドームの協力のもと、「女性の集客」をテーマとしてナゴヤドーム来場者などに向けて大規模なアンケートを実施。アンケートの分析をベースに女性の集客プラン提案をまとめ、球団へのプレゼンテーションを行いました。実社会に向けて学生が提言すること自体が貴重な経験であるのに加え、データ分析や、Excelなどパソコンソフトを駆使した資料作成能力、プレゼンテーション能力が身につきました。この経験は現在の仕事にも活かされています。
仕事を支え、お客様の役に立つサポート業務。
就職の際は、大学の手厚いサポートを活用。キャリアカウンセラーのアドバイスを受け、自己分析する中で「事務や、誰かを支える仕事が向いている」と考え、就職先を絞り込みました。現在、銀行の法人営業部アシスタントを務めています。取引先企業への金融サービスを提供する営業担当者をサポートし、契約書の作成や、お取引先の決算書入力作業などを行っています。5~6名の担当者を私を含め2 名のアシスタントでサポートしており、正確さとスピードが求められる仕事です。担当者あてだった電話に代わって対応するうち、最近は、私あてに電話をいただくことも。社内外の人に信頼されるやりがいを感じます。周りをよく見て次に何が必要となるか考え、先回りして仕事を円滑に進めたいと思います。今後、自社の通信教育制度を活用して業務知識をつけ、仕事の質を高めていきたいです。
2018年5月取材