幅広い心理学の面白さを探り、
将来、大学院への進学を目指す。
霍 柯安
(カク カアン)さん
心理学部 心理学科1年生
中国 出身
早い段階から心理学の専門的研究に触れ、幅広い心理学の面白さを知る。
心理学に興味を持ち始めたきっかけは日本の小説でした。高校時代にたくさんの日本文学を読み、本から読んだ日本が非常に魅力のある国で日本の文化を実際に体験してみたいと思って、高校卒業後、1年間日本語の勉強をしてから留学しました。さまざまな小説を読んでいるうちに小説に出たキャラクターの性格と行動パターンなどを不思議に思い、心理学を勉強したくなりました。いろいろ調べたところ、中京大学の心理学部は日本初の心理学部であり、教員の数も豊富で、研究分野も幅広くカバーしていることから、迷わずに中京大学を選びました。入学後、心理学の基礎を体系的に学びたく、必須科目、選択必須科目などの半期の履修登録制限単位数の上限までの 24単位をすべて履修しました。結果的に授業をたくさん取りすぎて、課題や期末レポートをやり遂げることが大変でしたが、心理学の基礎や入門知識、研究を行う上で必要となるスキルを修得することができ、達成感もありました。一番印象に残っている授業は入門科目の『現代心理学の諸領域』です。「実験心理学」、「応用心理学」、「臨床心理学」、「発達心理学」の各領域について、心理学部の先生が自らの研究内容を紹介する授業です。先生の個別の研究領域を知り、とても面白く感じました。そして早い段階から心理学の専門的研究に触れ、各領域の心理学の知識を知ることもでき、興味のある分野を探ることもできました。この授業をきっかけに、私は特に発達心理学に興味を持つようになりました。これらの授業を通じて、心理学について以前より詳しくなり、アカデミック・スキルも向上しました。また、入学後、たくさんのレポートも作成しましたので、日本語でのレポートの書き方や日本語の文章能力も上達しました。
自らの健康を注意しながら、「公認心理師」の資格取得を視野に。
今年6月ごろに急に気胸を患ってしまい、入院後、2週間の自宅療養を余儀なくされました。面倒を見てくれる人がいなくて大変でしたが、大学の先生たちからの優しいお見舞いメールに励まされて、順調に回復できました。将来の目標は、国家資格「公認心理師」の資格を取得し、大学に就職し、自分の研究室を持ち、大学の教授になることです。大学ではいろいろなことを学べることができますが、最も大事なことは自分の健康です。夢を追うときは自分の体を崩さないようにしてください。ストレスが溜まったと感じたら、大学の相談センターを利用してください。健康な心と体を持ちながら、外国での留学生活を頑張ってください。
2021年12月取材