在学生・卒業生の声

外国人留学生

出会いを大切に、目標設定を明確に、
諦めずに努力すればきっと花が咲く。

李 雪
(リ セツ)さん

経営学部 経営学科(2021年3月卒)

中国 出身

公認会計士合格
就職先:有限責任 あずさ監査法人

経営の奥深さを探求することの面白さから、難関資格である「公認会計士」に挑む。

 中京大学は、総合大学として知名度が高く、企業組織や企業運営、経営戦略等を深く学べることができ、さらに他学部の専門分野も履修可能と知り、中京大学経営学部への入学を決めました。入学後、経営財務や財務分析、財務会計などの授業で数字を使いながら、企業の経営状況を分析し、経営の奥深さを探求することの面白さを覚えました。そこで、興味をもった簿記の資格をとりたくて、学内の資格センターの講座を受けました。資格センターで簿記を学び、会計の面白さに触れたことをきっかけに、公認会計士試験に合格し、監査法人に就職して実務経験を積むという新たな目標ができ、3年生春から平均合格率10%前後の難関資格である公認会計士に挑む決意をしました。学内の学習はもちろん、合格できるように学外の公認会計士の予備校の講義を受けることにしました。私は3年生春に卒業所要単位をほぼ取得できたため、平日と土曜日を利用し、週 4~5回で毎日平均8時間学習しました。日本語で学ぶことは苦にはならなかったですが、重要な部分やわからない部分は繰り返し学ぶことによってだんだん理解でき、わかるようになりました。また、予備校では社会人コースのため、同じクラスのさまざまな経験をもつ人々と交流でき、日々の勉強で刺激をもらい、モチベーションを高めることができました。学習しているうちに挫折もありましたが、絶対に合格したいという思いが強く、最終的に合格しました。

努力は自信に、資格取得は強みになり、目指した「監査法人」に就職できた。

 監査法人などの個別相談会は公認会計士試験の合格発表に合わせて開催しているため、私の就職活動は通常よりも遅かったです。いくつかの監査法人の個別相談会に参加しましたが、早い段階で有限責任あずさ監査法人から「合格条件付き内々定」をもらいました。有限責任あずさ監査法人に決めた理由はさまざまな業種のクライアントと接する機会があるため、さまざまな実務経験を積むことができ、可能性が広がると考えたからです。また、公認会計士試験合格で終わりではありません。これから社会人として働きながら、平日の夜および土曜日を利用して実務補習所で公認会計士の学習を続ける予定です。2月1日に入社予定ですが、入社前にExcelの知識や英語の学習を強化していきたいです。

充実した各種サポートにあらためて感謝。

 留学生の在留資格等をサポートしてくれるグローバル教育センターのおかげで日本での滞在に対する不安がなく、学習や就職活動に専念できました。難関資格である公認会計士試験に合格したことや、有限責任あずさ監査法人に就職できたことも含め、中京大学で出会った方々と学内の充実した各種サポートにあらためて感謝しています。

 出会いを大切にし、自分の目標の設定を明確にしてください。どんな難しいことでもあきらめずに努力すれば必ず良い結果につながります。

※公認会計士とは、企業の監査と会計を専門分野とする国家資格で、経済活動の基盤を支える幅広い役割を果たしています。公認会計士になるための条件は、国家試験である公認会計士試験に合格すること。さらに、2年間の実務経験と、原則として3年間の実務補修所での必要単位取得、修了試験の合格により、日本公認会計士協会に公認会計士として登録できるようになります。

2021年12月取材

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