教員採用試験合格者
トヨタ自動車株式会社 内定
井上 博記さん
工学部 工学研究科 情報工学専攻 2020年3月修了
愛知県立豊田西高等学校 出身
恵まれた環境のもと、研究を通じて多くを得る。
社会と直結した研究開発に携わる。
高校時代、AIに関するニュースをきっかけに「情報工学を本格的に学びたい」と考え、中京大学に進学。企業との共同開発を進めている研究室に所属して、画像処理、分析の技術を活用した自動車の安全運転を支援するシステムづくりを研究しました。
3年次夏に、就職を意識して自動車メーカーのインターンシップに参加。約1ヵ月にわたるインターンシップでは、情報工学に関連した業務を担う部署で、社内業務の課題解決に取り組みました。ここでの仕事に面白みを覚えるのと同時に、自らの専門知識不足を痛感。「将来、専門分野で活躍するために大学院で学ぼう」と決意しました。研究室の先生に相談の上、急遽準備をして大学院を受験。翌春からは大学院生として学びを深めることになりました。
大学院で、相手に伝える力も高まる。
院生として、それまで以上に企業との共同開発にも関わり、研究を続ける一方で、学部生の指導も担当しました。私を指導してくださる先生は「研究成果とは、内容と伝える力のかけ算」と仰います。優れた研究内容も、伝わらなければ評価されないからです。後輩指導を通して伝える力が高まり、学会での発表にもつながりました。また、研究では問題発見、整理、解決、発表というプロセスを積み重ねます。研究で身に付けた姿勢を、院生として参加したインターンシップで発揮でき、成長を実感しました。就職面接本番では院での研究と成長を伝え、評価していただけたと思います。
国際学会で発表する機会もいただいた大学院生活を経て、企業の一員となります。今後も自分で考え、努力して成長し続けられる社会人でありたいです。
2020年2月取材