ヤフー株式会社
鈴木 志穂さん
総合政策学部 2015年3月卒
三重県立四日市南高等学校 出身
ヤフー株式会社とは…
インターネットのポータルサイト『Yahoo! JAPAN』の運営をはじめインターネット上の広告事業、ネットショッピング、ネットオークションなどのeコマース(=電子商取引)事業や会員サービス事業などを展開。情報技術で世の中の課題を解決すべく、多様な取り組みを進めている。
総合政策プロジェクト研究での濃密な経験が
今の仕事の原動力となっている。
「自分が納得できる未来を掴みたい」と考え、高い就職実績を誇る中京大学に着目しました。中でも、幅広い学びによって将来の選択肢を広げられる総合政策学部に可能性を感じ、進学を決めました。大学選択の際は名前ではなく、そこで何が学べるのか、どんな先輩が活躍しているのかをよく調べ、自分なりに考えて決めるべきだと思います。総合政策学部では、1年次から「キャリア・デザイン」の授業や、オフィスラリー※でさまざまな先生と直接話しながら、自分の将来を考える機会に恵まれます。こうした中でマーケティング戦略に興味をもち、「総合政策プロジェクト研究」で自他共に厳しいと認める先生の指導を仰ぎながら、多様な産学連携プロジェクトに関わっていきました。
積極的に発言し、ベストを尽くしてチームに貢献。
プロジェクトは、学年を超えたチームを課題ごとに編成し進めていきます。携帯電話の災害伝言板を普及させる企画やサービスエリアでの販売促進プランなど、実際に企業からお話をいただいて提案するプロジェクトは、どれも実践的で刺激に満ちていました。ただし、努力不足と見なされればチームを外されることもあり、私自身、非常に悔しい思いをしたことがあります。メンバーとして自分は何がしたいのかを積極的に発信しなくてはならないので、チームのために何ができるのかを考え、役割を果たす必要性があります。また、私はチームリーダーになりたいと考えていましたが、プロジェクトを進める過程で「自分はリーダーよりサポート役が向いている」と気づかされました。こうした経験が今の仕事に活かされています。
人との関係性を築きつつ、ネットの可能性を追求。
現在は、広告営業部の一員として大手企業を担当しています。インターネット上を行き交う大量のデータを活用して、ネット上で取引先企業にプラスとなる仕掛けを考え、実現。さらに、その成果を踏まえて新たな戦略を練って提案を行います。仕事を進める際は、担当の企業に関してその社員同等かそれ以上に詳しくなることや、チームメンバー間の情報共有、社内外の関係各所とのコミュニケーションなどが重要で、これは「総合政策プロジェクト研究」を経験してきた私が得意とするところです。また、当社は「課題解決型」の社風で、常に改善し、前進し続ける企業姿勢が自分に合っていると感じています。将来は社内制度を活用してネットマガジン編集業務に携わりながら、インターネットのエンターテイメント性をさらに普及させたいと思っています。
※オフィスラリー=各研究室を個別に訪問して対話し、自分の進路・学修目的に沿ってゼミを選択できる制度。
2018年5月取材