サントリーラグビー部(サンゴリアス)
トレーナー
株式会社リニアート所属
田代 智史さん
スポーツ科学部 ※ 2003年3月卒
静岡県立御殿場南高等学校 出身
取得資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本トレーニング指導者協会Ι認定トレーニング指導者
あん摩・マッサージ・指圧師
鍼師・灸師
アスレティックトレーナーとは…
スポーツ現場におけるケガの発生時に、その程度を見極めて応急処置や救急搬送などの対応にあたる。また、リハビリプランの策定や選手の体調管理、トレーニングを含めたケガ予防のための選手教育にも携わる。近年では、スポーツ現場に限らず高齢者の健康づくりなどでも活躍の場を広げている。
体育学をベースとする大学で身につけた知識に技術と経験を重ね、高みを目指す。
現在、高校生の頃からの目標だったアスレティックトレーナーとして、ラグビーのトップリーグのチームで働いています。私は高校時代、野球部員でしたが、肩をケガしてしまい、中京大学を卒業されたトレーナーにリハビリを担当してもらいました。ちょうど進路に悩んでいた時期でもあり、その先輩と話をしたことで、「トレーナーとして体育学の基礎を学べる中京大学に進学しよう!」 と、進むべき道を明確にすることができました。先輩のアドバイスを参考に、入学後すぐに学内のフィットネスプラザで「学生トレーナー」として活動を開始。トレーナーサークルを通して多くの仲間と共にトレーナーの知識を学び合いました。
専門の知識と多角的なものの見方で対応。
私が10年以上にわたって所属しているチームは、幾度もリーグ優勝経験があり、ラグビーワールドカップ日本代表も輩出してい ます。トレーナーの仕事は、選手のコンディショニング管理やケガ予防につながるトレーニングメニューの作成、グラウンドでのサポートやテーピング、リハビリ、治療サポートと多岐にわたります。日々の練習や試合前には、選手一人ひとりに30分ほどかけてマッサージをしており、その際は積極的に話しかけてメンタル面のサポートもするように心がけています。改めて今、学生時代にゼミで医学の基礎をはじめ多角的なものの見方を学んで吸収したことが、トレーナーとしての支柱となっていると感じています。
心揺さぶるスポーツの感動と共にある仕事。
中京大学では、世界レベルのトップアスリートが「同じ学部の仲間」となり得ます。また、トレーナーという同じ目標をもつ仲間がたくさんいます。アスリートとトレーナーがタテ・ヨコの関係を織りなすようにして高いレベルを目指せる、恵まれた環境です。私自身、学生時代に学内でオリンピック日本代表選手と接する機会がありました。そして、学生トレーナーの仲間とは今も連絡を取り合って情報交換をしています。今後も新しい知識や技術をどん欲に学び続け、将来はナショナルチームのサポートをしたいと考えています。さらにその先も、生涯にわたってトレーナーとしてスポーツと関わり、スポーツの感動を身近に感じ続けていきたいです。
2016年5月取材