在学生・卒業生の声

VRコンテンツの開発

歴史の舞台を
仮想空間で
体験できるコンテンツを。

PROFILE

中京大学工学部

メディア工学科

CGVR応用研究室

(宮﨑研究室)

(三重県立神戸高等学校 出身)

廣田 真奈さん

多様な分野を学修し、表現の幅が広がった。

高校時代に見たバーチャルアイドルをきっかけに3DCGアニメーションに興味を持ち、メディア工学科に入学しました。

実際に学ぶまでは「CGの制作がしたい」と漠然と考えていたのですが、授業が始まると、大学で学べる分野の幅広さに驚きました。『プログラミング基礎3』の授業では、ゲームエンジンである「Unity」の操作方法を学びながらボールを箱にあてる3Dゲームを制作し、一から自分で生み出すことの楽しさを知りました。更に『音響メディア』『メディアデザイン実習B』の授業では音響メディアの制作技術を学修。人混みの雑踏や車の走行音、踏切の音など身近な音を加工して一つの音楽を創り出したときは「こんなこともできるのか!」と、自分の表現の可能性が広がった喜びを実感しました。

VR(バーチャル・リアリティ)のコンテンツ開発に取り組む。

2年次秋より仮想物体のモデリングや動作シミュレーションをテーマにした研究室に所属しています。中京大学は研究のための設備が充実しており、研究室にはVRの機材が豊富にあります。

初めてVRを体験したときは、仮想空間があたかも目の前にあるようなリアリティに衝撃を受けました。今はプログラミング言語を活用したVRのゲーム開発に取り組んでいます。VRの難しさは、視点とオブジェクトの距離感が掴みづらいこと。物体の距離を一つでも変えると全ての距離がバラバラになってしまうため、ボウリングのVRゲームを制作したときは、視点の高さやピンからの距離を考えながらオブジェクトの数値を調整することに苦心しました。しかし自分で体験しながら制作できるのがVR開発の面白さです。イメージ通りの空間が目の前に広がると、達成感があり大きなやりがいを感じます。

卒業研究に向けて取り組みたいと考えているのが、歴史上の出来事を再現したVRコンテンツの開発。元々歴史が好きなので、当時のバックグラウンドを表現することでゲームを織り交ぜながら歴史の体験・学習ができるプログラムを開発したいです。また、将来は現在学んでいるプログラミングをベースに、Unityを活用したゲーム開発に携わりたいと考えています。

2023年5月取材

CG・VR応用研究室

担当教員 :宮﨑 慎也