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2023.11.07  学部

スポーツ科学部/ 「若手研究奨励賞」を受賞 第36回日本トレーニング科学会大会

 スポーツ科学部3年の井川快斗さん(ゼミ:渡邊航平教授)が、10月28日~29日にかけて開催された第36回日本トレーニング科学会大会において、若手研究奨励賞を受賞しました。同学会は、あらゆるスポーツ現場においてトレーニングに関する研究や実践を行う専門家が集まり、知見を共有し、より高度なトレーニングの理論と実践を追求することを目的としています。若手研究奨励賞は、今大会で発表された55件から、今後のトレーニング科学分野の発展に貢献することが期待される若手研究者に与えられる賞です。

 井川さんは、「運動単位活動および筋収縮特性の概日リズム」を発表しました。筋力トレーニングなどの運動はどの時間に実施すれば最も効果的か?という疑問に対して、生理学的な測定指標からアプローチした研究です。得られた研究結果から、筋肉の働きをコントロールしている運動神経の活動は夕方と夜に特に高まる一方で、筋肉自体の応答性は朝から夜まで大きく変化しないという可能性が見い出されました。この結果は、トレーニングを実施する時間によって、神経や筋肉で獲得できる効果が異なることを示唆しています。

コメント

渡邊航平教授
 学部生が、このような全国規模の学会で受賞できたことは、非常に珍しく、評価すべきことだと思います。学部1年生の時からコツコツと研究活動を始めた成果が報われたのだと思います。既に本研究成果は、井川さんを著者として国際学術雑誌に論文として投稿し、審査を受けています。”スポーツ”の分野で世界を舞台に活躍する本学の学生と同様に、”学術”の分野でも、井川さんのように国内外で活躍する学生が増えてくると嬉しいです。

詳細

日本トレーニング科学会・若手研究奨励賞
『運動単位活動および筋収縮特性の概日リズム』
井川 快斗1)、廣野 哲也2)、奥平 柾道3)
西川 太智1)、竹田 良祐1)、渡邊 航平1)
1)中京大学、2)京都大学、3岩手大学

関連サイト

渡邊航平研究室HP

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受賞した井川快斗さん(中央)、共同研究者の竹田良祐さん(左から1人目)、西川太智さん(左から2人目)、廣野哲也さん(右から2人目)、渡邊航平教授(右から1人目)