2023.04.12 学部
経営学部/井関ゼミ 『八事の蝶々を作って探そう』イベント スターバックスで開催
経営学部井関紗代ゼミの2年生は2月19日、『八事の蝶々を作って探そう』イベントをスターバックス中京大学名古屋キャンパス店で開催しました。
八事の蝶々とは、色づけ(赤・黄・橙・緑・紫)した和紙で蝶々を作り細い竹につけた郷土玩具で、持って歩くとまるで蝶が舞っているように見えます。
明治初期から昭和初めにかけて、寺社の門前や八事遊園地のお土産で販売されており、八事駅までの道は、カラフルな八事の蝶々を手に楽しそうに歩く人で賑わっていたそうです。
戦後は次第に姿を消し、今では、資料や人々の記憶に残るものになりました。
八事の蝶々の歴史や保存会の存在を知ったゼミ生の「地域の方々と共に八事の蝶々を次の世代に伝えたい」という思いから、今回イベントを企画しました。
イベントについてスターバックスに提案したところ、スターバックスが大切にしている3つのこと「People,Planet,Community」と合致しているとして賛同いただき、イベントが実現しました。
イベント前半は、八事の蝶々保存会の安江春彦さんをお招きし、八事の蝶々の歴史についてお話いただいた後、スターバックスの店内で八事の蝶々を作成しました。
イベント後半はスターバックスを飛び出し、八事の街に隠れている八事の蝶々を探しに行きました。八事駅のホームや歩道に埋め込まれたプレートなど、至るところに潜んでいる蝶々を見つけてカメラで撮影し、写真を地図に貼り付け自分だけの八事の蝶々マップを作成しました。
今回は、コロナ禍により店内イベントの参加人数に制限があったことから、少人数での開催となりましたが、今後は規模を拡大して実施する予定です。




【学生の声】
「八事の蝶々を沢山の方々に知ってほしい」そんな思いから今回の企画を考えました。チームで協力してアイデアを出し合い、子供たちにとって楽しいイベントになるように工夫しました。イベント後、親御さんから「子供がすごく楽しんでいた」とのお声をいただき、本当に嬉しかったです。今後も継続して八事の蝶々を広める活動をしていきたいです。
(安立有那)
今回初めて自分たちのアイデアをイベントとして開催するという経験を培うことができました。八事の蝶々を通じてたくさんの方と繋がり、人の暖かさ、そして八事への愛を感じる今回のイベントを開催できたことを嬉しく思います。
(大谷莉央)
今回のゼミ活動を通して、八事の蝶々の歴史や八事地域について深く知ることができました。また、コロナ禍で制限されていた人と人との交流を、八事の蝶々によって繋げることができたと強く感じています。とても貴重な経験をさせていただきました。
(高井亜実)