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2023.03.24 学部

工学部/研究奨励賞を受賞 動的画像処理実利用化ワークショップ2023(DIA2023)

工学部の橋本・秋月研究室に所属する加藤太一さん(工学部機械システム工学科3年)は3月2日、精密工学会応用画像技術専門委員会主催「動的画像処理実利用化ワークショップ2023(DIA2023)」において「研究奨励賞」を受賞しました。

受賞論文名は「ビュー変化にロバストな極少画素群に基づく超高速画像マッチングの提案」で、画像を構成する画素の組み合わせと画像マッチングの関係性に着目し、認識したい対象物の見え方が変化しても、高速かつ高信頼に認識できる点が評価されました。

同ワークショップは、画像処理分野における、特にその実利用に関わる研究の発表、討議、情報交換の場として、毎年日本各地で開催されています。今回は3年ぶりに対面学会として開催され、全国から発表された全81件の中から、4件が「研究奨励賞」に選定されました。同学会での当研究室の受賞は、昨年に引き続き2年連続となります。

【コメント】
加藤太一さん

今回、私は画像中の認識したい対象物に関して、そのものの見え方が大きく異なる場合でも正確かつ高速に対象物を認識・検出することを目的として、画像を構成する最小単位である画素の組み合わせと画像マッチングの関係性に着目した手法を提案しました。昨年の11月からこの研究に取り組み、アルゴリズムの改良と実験を繰り返してきました。
今回栄誉ある賞を受賞できて、大変光栄に思っています。日頃から綿密なご指導をしてくださっている橋本先生および秋月先生、研究をより良いものにする上でさまざまな助言をいただいている研究室の先輩方や同級生に感謝しています。
今回の受賞を励みに、現在の研究をより良いものにするために、今後はより一層積極的に研究活動に注力し、さらなる研究成果を学会や論文誌の形で発表していきたいと考えています。


橋本学教授

今回の受賞技術は、当研究室で長年研究している画素選択型の画像マッチング技術の最新版です。
これまでと大きく異なる点は、2次元画像のマッチング技術でありながら、3次元的な対象物体の姿勢推定に利用できる可能性を示したことです。
特殊な3次元カメラではなく、一般的なカメラを使うだけでも3次元物体認識を高速高信頼に実現できるかもしれないという基礎的な知見を得ることができました。
今後は、本研究をさらに深掘りし、国際的な学会への発表など、さらなる成果につながることを期待しています。

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