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2019.02.21 学部

総合政策学部/坂田ゼミと四日市南高校、津西高校、中京大中京高校の合同チームが井村屋株式会社へ新商品を提案

2018年9月にスタートした、井村屋株式会社、高等学校、中京大学坂田研究室(総合政策学部・坂田隆文教授)の3者で進める産高大連携講義の「提案発表会」が中京大学名古屋キャンパス清明ホールで2月17日に行われた。

高大連携教育の一環として井村屋の協力で、三重県立四日市南高校生徒・三重県立津西高校・中京大学附属中京高校の生徒と坂田研究室の学生が共同で商品企画提案を行う発表会は今年で3回目を迎える。高校生と大学生がチームを組んで企業に対して提案を行うという試みで、東海圏の高校生や近隣の高校教員合わせて約100人が提案発表を見学した。

今回のテーマは「新しいアイスクリーム」。四日市南高校の生徒と坂田研究室の学生による3チームと、津西高校の生徒と坂田研究室の学生による5チーム、附属高校の生徒と坂田研究室の学生による4チームが井村屋の中道裕久副社長に対して提案した。

中道副社長は「我々では思いつかない斬新なアイデアもあり、今後の商品企画に活かしたい発表も多くあった」と講評した。また坂田教授は「今回の活動は今日の最終発表会が一つのゴールだったのかもしれませんが、皆さんの学びはまだまだこれからです。終わることなく学び続けてください」とコメントした。最後に「着眼点、論理性、他との差別化、アイデア」などを基準に津西高校・坂田研究室Eチームが最優秀賞を、津西高校・坂田研究室Bチームと附属高校・坂田研究室Dチームがそれぞれ優秀賞を受賞した。

 

なお、本発表会の様子は翌日の中日新聞愛知県版でも大きく取り上げられた。

■ 成長が実感できた瞬間

これまで約5ヵ月間、2つのチームを掛けもちし、そのうち一つではリーダーを務めました。初めてのリーダーは、最初は戸惑うことや大変なことが沢山ありました。しかし、どうしたら大学生と高校生がお互い協力し合って進めていけるのかを試行錯誤して取り組んだ結果、優秀賞をいただくことができました。私のチームでは、チームワークを1番大切にしてきたため、最後に全員で笑顔で喜び合えた時、やってきた事が身を結んだのだと実感しました。高校生とは普段メールのみのやり取りでしたが、迅速な対応や、一生懸命課題に取り組む姿勢に大変助けられました。また、もう1つのチームでも賞をいただき、自分に自信をつける事ができました。貴重な経験に感謝しつつ、次に生かしていこうと思います。

(総合政策学部 井上萌)

 

■ 努力の先の最優秀賞

私にとって初めての産高大連携講義は、一言で表すなら成長のできた経験でした。途中納得のいく案が出ず行き詰まることもあり、メールだけのやりとりで良い提案を完成できるのかという不安もありましたが、やるからには妥協せず良いものを作り上げたいという思いから、最後まで努力し、最優秀賞に選ばれました。

私が高校生時代同じような活動をしたとしても、積極的に発言をし、チームに貢献することはできなかったと思います。私が高校時代にできなかった経験をしている高校生はいきいきとし、たくさんの刺激をもらいました。高校生と一緒に進めてきたからこそ学べたものが多々あり、この活動は最優秀賞を取った以上に価値のある経験になりました。

成長できる貴重な経験ができたのも、産高大連携講義に関わっていただいたすべての方のおかげです。経験できた学びを、今後の活動に活かしていきます。

(総合政策学部 高藤文乃)

■ 教える難しさ

このプロジェクトは大学生が高校生とチームを組み、企業の方へ商品提案をするというものです。私はチームでリーダーを務めることで、教えることの難しさを学びました。

いつもは先生や先輩から指導される側のため最初は戸惑いましたが、高校生にとってどう指導するのが良いかを何度も考えました。高校生のモチベーションを上げながらも、高校生だけでは気付かないような鋭い視点で指導することが大学生には求められると思います。大学生はなぜそれが必要なのかという「なぜ」の部分を理解していても、高校生にはその「なぜ」をきちんと説明してあげなければ、理解や納得はしてくれません。

私はここで鋭い視点での指導と、「なぜ」の説明を分かりやすくすることを心がけてきました。高校生に指導することで、様々な視点から物事を考え、「なぜ」を深く考えることができ、自分にとっても多くの学びがありました。私は間もなく3年生になり、ゼミで後輩ができます。今回学んだことを生かして先輩らしい指導をしていきます。

(総合政策学部 西野未花)

■ 小さな気付き、大きな一歩

私にとってこのプロジェクトが初めて商品開発に携わったもので、経験、知識ともに足らず、最初は指示をこなすことだけで精一杯でした。しかし、こだわり持って取り組む先輩方の姿、高校生の頑張りに刺激を受けて、私が今出せる力で最善を尽くせばいいのだと気付きました。そこからチームの中で高校生と先輩の橋渡しとしての役割を見つけ、良好な関係で話し合えるよう努めました。私と同じようにチーム一人ひとりが自身の役割を見つけて自主的に行動した結果が賞に繋がったと思います。

今後は、経験を積んで知識を身につけ、私が先輩のように1年後、後輩に頼りにしてもらえるようになることを目標に頑張ります。

(総合政策学部 豊田季梨果)

■ 壁を乗り越えた先にあるもの

 今回のプロジェクトは初めて参加するもので、右も左も分からず、高校生もいるのに先輩に引っ張ってもらうだけで不甲斐なかったと反省しています。また、約半年間かけ、案も私たちなりに固めていたつもりでしたが講評は芳しくなく、社会は厳しいのだなとあらためて実感しました。先輩との差に落ち込むこともありましたが、坂田先生は「目の前のハードルを一つひとつ飛び越えて焦らずに走ればいいのだ。そのハードルだと思っていたものは一段一段登っていくと実は階段だったことに気づける。その上から見下ろした風景を見られるようになろう」と励まし、最後まで走り抜けたことを褒めていただきました。今回、社会に出る時に恥じぬよう頑張ることの大切さ、失敗を恐れないことの大切さを学べました。この経験を次に活かしていきたいと思っています。

(総合政策学部 宮地愛実)

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