2019.01.31 学部
経営学部/向日ゼミが被災地応援の一環で学祭の売り上げを石巻市へ寄付
向日ゼミは昨年12月、東日本大震災の被災地を応援するため、石巻市へ学祭の売り上げ111,080円を寄付しました。11月2~4日の3日間開かれた中京大学祭で、石巻市に本社を構える株式会社ヤマサコウショウの協力を得て販売した「牛タン入つくね」の売り上げによるものです。この寄付が、少しでも被災地域に貢献されることを願います。
「学祭を利用して被災地応援をしたい」とゼミの有志数人が集まり、東日本大震災が発生して約7年が経過した被災地の現状を自分たちの目で確かめるため、2018年3月に宮城県石巻市を訪問したところから始まりました。津波で甚大な被害があった現地では、津波が達した高さの記録がいくつも見られ、空き地や工事現場も多く「まだ3.11は終わっていない」ことを実感しました。
私たちは、石巻市にある、株式会社ヤマサコウショウ本社も訪問しました。「学祭で牛たん入つくねを販売し、東北応援をしたい」という目的を伝えていたこともあり、訪問時には、被災当時の状況から今抱えている問題まで、詳しいお話を聞くことができました。
被災地訪問後、「経営学部向日ゼミに所属している私たちが、東北を応援するためにできることは何か」について、学祭に向けて話し合いを重ねました。話し合った結果、情報共有の重要性に着目し、3年生は被災・災害について〈被災地訪問記〉〈災害時のTwitterデマ情報〉〈支援物資の必要性〉を、2年生はどのような学生が販売しているのかについて〈ゼミ合宿紹介〉の展示物を制作し、販売当日に掲示しました。多くの方に見ていただくことができました。
11月2~4日の学祭期間中は、予想以上に多くのお客さんが「牛たん入つくね」を購入し、制作した展示物や看板、ポスターにも関心を寄せてくださり、とても嬉しかったです。
お客さんと情報を共有し、東北を応援し、自ら災害への意識を高めることができました。私たちなりにできることをやり遂げた達成感を忘れず、今後の活動にも活かしていきたいと思います。