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社会つながりプロジェクト
- 2021-11-08
愛知県地域生活体験モデル事業(6) - 10月31日、AJU自立の家マイライフ西にて行われた『地域生活体験モデル事業』の出前講座に、実習生として参加させていただきました。
愛知県からの受託事業である『地域生活体験モデル事業』は、障害を理由に地域で生活することに不安を抱いている方に一人暮らしの“一歩”を踏み出してもらおうと実施されている取り組みです。AJU自立の家サマリアハウスにて、原則利用料不用という形で地域での宿泊体験をすることが出来ます。
今回、私はこの事業に参加したいと考えている障害者の方と、そのご家族への説明会の様子を見学させていただきました。
AJU自立の家は“障害者自身が福祉を創る”という志をもって運営されている法人ということもあり、説明会には実際に『地域生活体験モデル事業』に参加している障害者の方が講師として招かれ、参加を希望する方々にご自身の経験をお話しされていました。その様子を見学させていただく中で特に印象深かったのが、参加希望者のご家族の姿です。お子さんが説明会にて受けた質問の返答に迷われていた際には、ご心配されながらも「自分の考えを伝えればいい」と仰って静かに見守っておられました。この場面を目にし、サポーターをはじめ、周囲の人々はつい先回りして関わってしまいがちですが、ご本人が「自分で出来ること」、「介助者に頼るべきこと」を自身で決める力を養うことがこの事業の目的であるのだという職員の方の言葉を思い出し、『地域生活体験モデル事業』とはご本人だけでなく、ご家族にとっても“挑戦”なのだと実感しました。
障害者の方たちが地域で暮らしていくためには、住環境の整備や社会経験の獲得機会など未だ多くの課題が残っています。そんな現状の中、当事者の方々が主体となって実施されている『地域生活体験モデル事業』は、ご本人だけでなく、周囲の人々にも確かな変革をもたらすものでした。私自身、今回は出前講座に同行させていただく形での事業参加となりましたが、サポーターとしてもともに“挑戦”してみたいと強く感じました。(野村)
今回はAJU自立の家のモデル事業出張出前講座の様子を見学させて頂きました。
モデル事業を説明されていた方の中で最も印象に残ったお話は「信号」についてでした。今まで家族が一緒に行動されていたので信号の見方が分からなかったのこと。交差点を渡るときに、どの信号を見ればいいのか迷ってしまうらしいのです。私達が普段から何気なく使っている信号が、障害者によっては大きな社会の障害の1つだと学びました。
また、私が思う「自立」の認識についても違っていました。私の中では食事やお風呂など自分のことを自分でできるというイメージでしたが、モデル事業の中での自立は自分のしたい当たり前の生活が出来ることであることでした。例えばカラオケだったり、ショッピングだったり、今までスケジュール管理されていてできなかったことが自分のしたい当たり前の生活だとおっしゃっており、自分の置かれている環境の大切さを感じました。
今後障害者の自立課題についてより深く調べていこうと思います。(勝野)
地域ともいきプロジェクト
障害のある・なし関係なく、地域で共に生きることを実感するプロジェクトです
過去の記事
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- 愛知県地域生活体験モデル事業(3)
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