可視化されない移民の若者たち
グローバル化の波とともに、国境を越えて移動する人々の数が増加しています。その中には、複数の国や地域につながりを持ちながら生活することで、経済や教育などさまざまな面で不利な立場に置かれてしまう子どもや若者たちがいます。なぜ、移民が増えているのでしょうか。そして移民の子どもや若者たちはどのような困難に直面し、学校や地域はどのように支えていけばよいのでしょうか。
社会学専攻の芝野淳一ゼミでは、教育社会学の観点から「移民と教育」について学びます。中京大学豊田キャンパスのある豊田市は、自動車関連産業がさかんであることから南米をはじめ中国やフィリピン、ベトナムなど海外から多くの人々が就労などのために移住しています。しかし身近であるにも関わらず、私たちが移民の子どもや若者と接したり、彼らの生活を間近で見る機会は決して多くありません。