研究科長挨拶

経済学研究科研究科長 山田光男

 経済学研究科は、1991年に経済学部を基盤とする経済学専攻の1専攻から出発して、2009年には総合政策学部を基盤とする総合政策学専攻を新たに開設して2専攻体制となった。
 経済学専攻は、これまで研究者、税理士をはじめとした多くの専門家を輩出してきた。総合政策学専攻は、地方自治体や民間企業、NGOなどに人材を送り出している。また、総合政策学専攻は、前身の商学研究科以来、多くの留学生も教育している。現代は人、カネ、ものが国境を越えて行き交うグローバル経済の時代であり、世界で起きたことが瞬く間に他の地域に影響を及ぼす。そのような時代だからこそ、経済理論、経済と経済学の歴史、金融、国際経済、産業等、各分野の専門的知識と国際的視野のウェイトが一段と高まってきている。経済学専攻では、様々な経済分野の専門家により、現在の社会で重要性を増す経済の諸分野に関する研究・教育体制を整えている。
 同時に現代は複雑・多様化し、政治・経済・法律・経営など、それぞれ一つの学部を構成していた社会科学諸分野を総合して考えなければならない問題も増加している。こうした時代の要請にこたえて総合政策学専攻はこれまでの公共政策分野・ビジネス政策分野に加えて、2015年度からはソーシャル・ビジネス(SB)に関する教育を行うカリキュラムも創設した。SBは、役所や会社といったこれまでの組織では対応しきれなかった社会的ニーズに対応して生まれてきた新しい分野である。
 本研究科では、両専攻ともに多彩で優れたスタッフが、豊富な講義科目、演習科目を開講している。研究者、専門家、実務家への道を歩もうとする意欲的な方々に、本研究科の教育・研究環境を大いに活用していただけるものと確信している。

経済学専攻総合政策学専攻