高大接続入試講評(心理学部)2025年実施内容
❚ スケジュール ※2025年実績
| 講義申込期間 | 2025年6月4日(水)~7月22日(火) | |
| 講義日 | 2025年8月5日(火)午後 | 「講義レポート」提出 |
| 出願期間 | 2025年10月14日(火)~10月21日(火) | 「出願書類」提出 |
| 試験日(筆記) | 2025年11月22日(土) | 「英語・国語基礎学力型問題」 |
| 合否発表日 | 2025年12月4日(木) |
❚ 選考方法 ※2025年実績
「出願書類」+「講義レポート」+「英語・国語基礎学力型問題」にて総合判定

❚ 講義について
| 講義概要 | 2つの事前体験型講義の講義を受講し、最後にその講義内容を踏まえたレポート作成を行いました。 |
| キャンパス | 名古屋キャンパス |
| 実施時間 | 70分間の講義を2コマ実施 |
| 講義形式 | 対面・講義形式 |
| 講義テーマ | ①二次被害について ②「みること」の不思議 |
| 講義内容 | ①前半は「二次被害について」と題し、臨床心理学領域における非行・犯罪心理学のテーマである「被害者心理・被害者支援」について講義をしました。講義では、犯罪被害者が直接的被害に加え、行政支援体制の不備や周囲の無理解な言動、過剰取材、SNSによる中傷などの「二次被害」に苦しむ実態について説明しました。また、善意による励ましの言葉であっても、被害者にとっては傷つきや孤立感を招き、回復を妨げる要因となり得ることを指摘し、あわせて根底にあるステレオタイプ的な認識の問題にも言及しました。 ②後半は「みることの不思議」と題し,さまざまな知覚や錯覚の現象についてデモンストレーションを交えながら紹介しました。私たちの行動や思考の多くは,外界からの情報をとらえる感覚や知覚のはたらきに支えられています。講義では,感覚・知覚を科学的に調べる心理物理学的な研究手法を紹介するとともに,錯視や順応など,文脈や時間によって見え方が変化する現象を体験的に学びました。また,知覚的補完現象を通して,私たちは必ずしも“ありのまま”に情報をとらえているわけではないことを示しました。これらの学びを通して,日常の中で何気なく行っている「見る」ことの奥深さを考えました。 |
| ●●●●●●●●●●レポートテーマ ・ 文字数
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①あなたが考える“二次被害”を減らすための行動を、理由とともに述べなさい。(200字以内) ②講義の中で紹介された知覚現象の中で、最も印象に残ったものを1つ挙げ、その理由を述べなさい。(150~200字以内) |
| レポート時間 | ①②で合計30分 |
| レポートの講評 | レポート課題は,2つの講義の理解度を確認するものでした。 ①前半の講義内容 (「二次被害について」) に関しては,多くの受講生が「二次被害」の実態について理解を示し,その内容をレポートに反映させていました。一方で,一部の受講生は法制度面やSNSの問題に視点を偏らせるあまり,私たち自身の先入観や固定観念の問題に十分目を向けられず,省察的な視点を持ちにくいことが課題となるように思われました。 ②後半の講義内容「みることの不思議」に関しては,日常の「みる」という行為に改めて目を向け,考えるきっかけとなった様子がうかがえました。紹介した多様な知覚現象への関心と探究心も感じられました。中には,自らの理解や考えを十分に言葉で表現できていない受講生もいましたが,一方で,知覚現象の内容を的確に説明し,なぜ自身にとってその現象が特に印象に残ったのかを論理的にまとめた優れた考察も多く見られ,講義を通して得た学びをしっかりと自分の言葉で表そうとする姿勢が感じられました。 |
| 受講生の主な感想 | 「大学生と同じ空間で同じ授業を受けて、大学生になる想像が以前よりつきました。大学生になるのが楽しみです!」 「もっと難しい内容で、楽しくないものだと思っていたけれど、身近な例を用いて説明していただけたので楽しく理解することが出来ました。」 |
| 講師からのコメント | 今回実施した2つの事前体験型講義では,心理学の基礎から応用までの重要な視点を提供することを目指しました。講義内容をもとにしたレポート課題では,多くの受講生が内容を理解し,考察する姿勢が見られましたが,一部では先入観による誤解や論理構成の不十分さが見受けられました。表面的な理解にとどまらず,知識を深め,それを論理的に構成して伝える技能のさらなる向上を今後期待します。今回の体験を,今後の学業に活かして欲しいと思います。 |
❚ 試験について
| 形式 | 筆記試験 |
| 試験内容 | 英語読解力問題+国語読解力問題[現代文のみ]+論述問題 <過去問題集はこちら> |