高大接続入試講評(スポーツ科学部)2024年実施
│事前体験型講義
スポーツ科学部5学科のうち2学科の講義を受講し(1講義70分)、最後にその講義内容を踏まえたレポートを作成してもらいました。受講する2学科については、事前に受講生から受講希望学科を確認し、その内容をもとに決定しました。
❚ 各学科の講義テーマ
スポーツマネジメント学科 | スポーツツーリズム入門 |
スポーツ健康科学科 | 「健康づくり」のためにはどんな運動をしたらよいの? |
トレーナー学科 | 足関節捻挫の基礎知識とテーピングの実際 |
スポーツ教育学科 | 「教える」を実践してみよう! |
競技スポーツ科学科 | 運動神経を鍛える?筋トレ研究最前線 |
各学科における特徴的な講義を行い、実践するための裏付けとなる理論の一端に触れてもらいました。トレーナー学科においては、講義の中で実習を行い、理論がどのように実践されているかを体験してもらいました。
これらの講義は入試を受ける高校3年生だけでなく、スポーツを学ぶことに意欲あふれる高校1、2年生も参加しました。受講生は「大学でスポーツ科学を学ぶとはどういうことか」ということを実感し、スポーツ科学に対する興味や学習意欲もさらに引き出せたのではないかと考えています。また、一般的に「スポーツ科学を学ぶ=体育」と捉えられがちですが、今回の講義を通して、そうではないことに気づいてくれた受講生も多いと考えています。
≫スポーツ科学部事前体験型講義の申込者は571名。
≫東海3県(愛知県・岐阜県・三重県)を所在地とする高等学校に在籍する申込者は447名でした。
│ 筆記試験・面接試験
講義を受講し、レポートを提出することで出願資格の一部を得ることができ、11月に実施した筆記試験及び面接試験を経て、総合評価で合否を判定しました。面接では、高校生活や大学入学後及び卒業後の展望等について質問しました。
│ まとめ
この入試の特徴は、大学に入学する前に講義を受け、「スポーツを学ぶとはどういうことか」を実際に体験したうえで、受験ができることです。今、自身がもっている「スポーツ」の概念に捉われず、学びの目標を明確にしたうえで、中京大学スポーツ科学部を受験してほしいと考えています。