高大接続入試講評(工学部)2024年実施
❚ 事前体験型講義
高大接続入試工学部事前体験型の講義が2024年8月23日(金)に名古屋キャンパスにて実施されました。
工学部の講義を受講し、最後にその講義内容を踏まえたレポート作成を行いました。
講義実施日 | 2024年8月23日(金) |
実施時間 | 13:00~16:30(80分間の講義を2コマ実施) |
講義形式 | 対面・講義形式 |
講義テーマ | ①材料の科学と工学 ②STEAM教育における学び |
レポートテーマ・ 文字数 |
①材料の科学と工学において、高校で学んだ数学や物理などはどのようにかかわっているか述べよ(300~500字) ②STEAM教育における理系科目の学びの重要性について述べよ(300~500字) |
レポート時間 | ①20分 ②20分 |
受講生 アンケート結果 |
■講義及びレポートの難易度 大変難しい19.6% 難しい57.2% 普通18.8% やや易しい2.9% 易しい1.4% ■主な感想 ・講義の内容が自分が想像していたより理解しやすく、興味が出るものだった ・高校の内容と結びつけて授業をしてくれたので、難しい部分も理解しやすかった ・大学での講義のイメージができた |
受講生に準備してほしいこと | ・大学では、今まで以上に学んだ知識をもとに、「自分の頭で考え、アウトプットすること」が求められます。自分なりの考え方を持ったり、文章化する習慣をつけておくとよいでしょう。 ・社会とテクノロジーの関係がますます密接になっていく現代において、工学には身近な分野もあります。常にアンテナを張って、興味があることがあれば自分なりに調べてみるのもよいでしょう。 |
❚ 選考
本入試では、「出願書類」「事前体験型講義の際に課したレポート」「11月23日(土)に実施した数学基礎学力型問題」の結果をもとに総合的に判定しました。
出願書類 | 「志望理由書」「学修計画書」「調査書」などの提出が求められます。 |
数学基礎学力型問題 | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A(場合の数と確率、図形の性質)・B(数列、統計的な推測)・C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)の基礎学力問題+論述問題(「志望理由」、 「学部・学科の研究内容に関する自分の考え」などを論述する問題) |
❚ まとめ
本入試の特徴は、大学に入学する前に講義を受け、「工学部での学び」を実感してもらった上で受験できることです。試験の点数だけでは見ることのできない「将来の可能性」を評価する中京大学独自の入試方式です。学びの目標を明確にして中京大学工学部を受験してほしいと考えています。今後も、入学後の学生の様子や受験生の学力を振り返りながら、選考のあり方を検討していきます。