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2022.06.20 学部

総合政策学部/坂田隆文ゼミ 敷島製パン「なごやん」の新たな商品企画提案に関する発表会を実施

総合政策学部坂田隆文ゼミは6月10日、敷島製パン株式会社の製品企画部長や営業DX推進部長らを招き、同社の人気商品「なごやん」の新たな商品展開について提案を行いました。

これは坂田ゼミが約7ヶ月かけて行った活動で、ゼミ生18人が当初4チームに分かれて活動を行い、2月24日の中間報告を経て、最終報告に残った2チームがプレゼンテーションを行いました。

「なごやん」は敷島製パンが1957年に発売した「金鯱まんじゅう」(翌年に現在の「なごやん」に改名)が現在まで続く商品であり、1969年以来名古屋観光ブランド協会から優秀観光名産品として推奨され続け、1990年には「なごや土産品デザイン最優秀賞」を受賞するなど、知名度・人気・実績の揃った商品です。
それだけに学生の提案を「そう簡単には認められない」と念を押されての産学連携活動でした。

提案した内容は「なごやん」のプロモーションにまつわる方法を考慮したものや、「なごやん」のコンセプトを活かしつつ、一見全く違った商品に見えるものまでさまざまであり、敷島製パンの方からは「中間報告に比べ説得力や説明力が随分高くなった」、「話の流れに説得力があり、商品に活かせればと思える部分もあった」、「非常に力のこもった発表で感心した」といったコメントを頂きました。

【学生のコメント】

「活動での気付き」

2月の中間報告会から約4か月間、より説得力のある提案にするため、試行錯誤を重ねてきました。中間報告会のプレゼンテーションでは、話の流れに納得感が無いまま自分たちの都合の良い方向に話を進めてしまった部分がありました。
今回は、再度独自調査や徹底したターゲットの状況分析を行い、私たちの提案内容の有効性を伝えたい一心で活動を続けてきました。

この活動を通じて、私はチームメンバーに頼ることの大切さに気が付くことができました。私はリーダーを務めましたが、「リーダーである自分が引っ張っていかなければならない」という使命感はあったのですが、初めはうまくチームメンバーへ指示を出すことや役割分担をすることができませんでした。
しかし、活動を進めていくうちに効率的に作業を進めるための役割分担の必要性を感じ、メンバーに指示を出すようにしました。すると、各自がより積極的に意見を述べて相談するようになり、話し合い自体が活発かつ効率的に進むようになりました。
その結果、より資料の完成度を高めることにも繋がり、最終的には自分たちが納得できるプレゼンテーションを行うことができ、企業の方からも中間報告時よりも圧倒的に良い反応を頂くことができました。

大好きな「なごやん」に関わる提案をさせて頂けたこと、リーダーとして大切なことに気が付けたことなど、非常に学びの多い貴重な経験となりました。この経験を今後のゼミ活動はもちろん、それ以外の場でも活かしていきます。
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「一人じゃないから頑張れること」

最終発表を終えて「なごやん」プロジェクトを振り返ったとき、まず、約7ヶ月楽しかったという思いが大きかったです。中間発表では商品が売れる根拠がない等、批判的なご意見を多く頂き、とても悔しい思いをしました。
しかし、中間発表が終わってから何度も考え直し、チームで意見を出し合いました。その結果、最終発表には自分達が納得のいくロジックを立てることができました。

今回のプロジェクトで資料の作り方やプレゼンの方法を学んだのはもちろんですが、何よりも助け合える仲間の大切さに気付くことができました。
そして、たくさんアドバイスをしてくださり、困っているとすぐに助けてくださる先輩の姿を見て、私もこういう先輩になりたいと強く思いました。
一人では気付けないことも仲間と協力し、指摘しあってこれからもプロジェクトに取り組んでいこうと思います。

「自分の意見に自信を持つこと」

今回の産学連携活動を通じて私が学んだことは、自分の意見やアイデアに自信が持てないと相手には絶対に響かないということです。企業の方に提案させていただくにあたって、提案商品に対するアンケートを集めたり、案のブラッシュアップをしたりと自分の中では納得のいくレベルまで考え、その良さを分かってもらうための活動を行うことができました。

しかし、実際に提案を行うと、自分たちが想定しきれていなかった点でご指摘を頂きました。私は改めて企業への提案において求められるレベルの高さを実感し、自分たちの行ってきた活動が甘かったのではないかと委縮してしまいました。
その結果、企業の方からのご指摘や質問に自信をもって答えることができず、とても悔しい思いをしました。

もっとここのデータを集めればよかった、こんな考え方もできたのではと改善点はたくさんあります。しかし、時にはどれだけ熱心に取り組んでも、自分たちの視点では思いつかない点があるかもしれません。
そんな時にはできる準備はやり切った、この提案には自信があると言い切れるかどうかが重要だと思います。

今回の経験を活かして、今後の活動ではさらに全力で取り組み、伝えたいことは漏れがないように堂々と伝えきるということを心掛けていきたいです。

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