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2021.02.18 学部

経営学部/(株)東田ドライ産学連携で学生チームが新たな施策を提案

経営学部津村将章ゼミは、リナビスという宅配クリーニングのサービス提供をしている株式会社東田ドライとの産学連携授業の最終発表を1月21日に行った。

株式会社東田ドライ(兵庫県西脇市)は、カンブリア宮殿(テレビ東京)などにも取り上げられた宅配クリーニング・サービスを行っている企業であり、代表取締役社長の東田伸哉氏は中京大学現代社会学部の卒業生である。

 

産学連携を通してゼミ生は、企業の現状や抱えている問題を様々な視点から分析し、新たな施策を企業へ提案を行うことで、実践的にマーケティングを学んだ。

東田ドライから受けた「布団クリーニングサービスの利用者増加」「価格以外の魅力創出」「皮革製品クリーニングサービスの利用者増加」という3つの課題に対し4班に分かれて現状分析、仮説の立案、アンケートおよびWEBサイトでのA/Bテスト(施策判断テスト)の結果とその分析などを行った。最終発表では、それぞれの班が分析をふまえた新たな施策を提案した。

 

1つ目の班(チームkom)は、「制御焦点理論」に基づき、東田ドライのWEBサイトにて検証を行った。

その結果、既存のWEBサイトよりも最適なバナーの提案を行い、実際に東田ドライのWEBサイトの変更に繋がった。

 

2つ目の班(スリンキー)は、ブランド拡張について研究を行った。1つ目の班同様に、東田ドライのWEBサイトにて検証を行った。

その結果、提案したブランド拡張は購買意欲において、現行サイトよりも有意に高い結果を示した。

 

チームkom発表資料
スリンキー発表資料

3つ目の班(minions)は、製品やサービスのメリットのみを提示する「片面提示」、メリット・デメリットを提示する「両面提示」のどちらが消費者の利用意向するのかについて研究を行った。

その結果、布団クリーニングの利用経験者には「両面提示」、利用未経験者には「片面提示」の広告が有効的であることが示唆され、顧客に対して上記提示方法を使用した広告を返却キットに同梱することを提案した。

 

4つ目の班(価値創造)は、ノスタルジア(懐かしい感情)とブランド・リレーションシップについて研究を行った。

メールマガジンにノスタルジアを想起する記事を載せると、ブランド・リレーションシップが向上することを明らかとした。

 

minions発表資料
価値創造発表資料

■ 学生のコメント

<経営学部2年 山本 萌楓さん (チームkom) >

ホームページのトップ画像を考案しました。コロナ禍で思うように活動できない中、実際のホームページを利用して検証させていただくなど手厚くフォローをして頂き、とても感謝しています。

顧客へのアプローチがオンライン上に限られるなど、今回の授業を通して得た課題解決をするための知識や経験を今後も活かしていきたいです。

 

<経営学部3年 菅野 知美さん(スリンキー) >

産学連携を通じて、社会人の方を相手にプレゼンテーションを行ったり、理論に基づいたアンケート作成や分析を行うなど非常に濃い日々でした。

これまで漠然としか考えていなかった”働く”ことについても強く意識するようになり、将来のキャリアを考える上で大変貴重な経験になりました。

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