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2020.10.13 学部

経済学部/中京大学×三井住友海上火災保険 企業人による講義を実施

中京大学経済学部は10月8日、三井住友海上火災保険株式会社の派遣講師による講義を中京大学名古屋キャンパスで実施し、釜田公良教授と齊藤由里恵准教授が指導するゼミ学生約30名が参加した。

本講義は、一般社団法人中部経済連合会(中経連)の産学共創によるキャリア教育(人材育成)実践策「キャリア教育共創プログラム」の一環として実施。

 

本プログラムは、中経連が事務局役を担い、大学が企業に求める講義(大学ニーズ)を企業に提供し、企業が提供可能な講義を洗い出し、当事者間のマッチングを経て企業から大学への講師派遣等を行う取り組みで、企業が求める人材像の共有化や大学での学びに対するモチベーション向上などを目的としている。

 

今回の講義は、釜田教授が提出したニーズと三井住友海上火災保険が提供可能な講義がマッチングしたことで実現した。

講師を務めた北川さん
同じく水谷さん

 

同社で採用担当を務める北川尚稔さんと水谷茉由さんが講師を務め、講義の前半は水谷さんが「人や企業の挑戦を支えることや、人や経済の再起の力になることが損害保険の社会的意義です」と損害保険業界についての説明を、北川さんが「自動車という新しい技術が広まるのと同時に新たなリスクも広まり、自動車保険が生まれ、今でも損害保険の売り上げの約6割が自動車に関わる保険です。

 

同じように、今後もAIや自動運転などの新しい技術が広まるのと同時に広まる新たなリスクを肩代わりすることで、人や企業の挑戦を支えるという損害保険の機能の根幹の部分は変わらないと思います」と損害保険業界の未来について説明した。

 

講義の後半は質疑応答の時間を設け、北川さんと水谷さんが、自身の経験を交えながら学生からの質問に応じた。

質疑応答は活発に行われ、学生たちは「数ある損害保険会社の中から御社を選ばれたのはなぜですか」、「採用活動をご担当されている中で一番印象に残ったのはどのような人物ですか」など積極的に質問をしていた。

 

北川さんと水谷さんは「企業を選ぶ際に、その企業の目的や社会的意義を意識することが、自身のモチベーションアップにつながり、今後のキャリアを考えていくうえでポイントになります」と就職活動で企業を選ぶ際のポイントを話した。

 

また、「AIなどデジタル化が進む中で、人にしかできないことを実行するためのスキルが今後は求められます。それは、コミュニケーション能力、仮説思考力、創造的思考力の3つです。

日頃から新聞やニュースに目を通して知識を蓄え、なぜその事象が起こっているのか、自分ならどう考えるかという意見をもつことを習慣にして思考力を養いましょう」、「面接で私が見ているところは、話の構成、内容、表現の3つです。

 

特に、話の内容については、社会人基礎力である一歩前に踏み出す力、自分で考える力、チームで働く力の3要素を入れると良いでしょう」など、採用担当者目線でこれから就職活動を迎える学生たちにアドバイスを送った。

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