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2019.08.28 学部

工学部学生選抜チームがロボカップ ジャパンオープン2連覇

ロボカップ ジャパンオープン2019(8月16-18日、新潟県長岡市アオーレ長岡)で、中京大学工学部学生選抜チームChukyo RoboStarsがサッカー小型リーグ・ヒト型(SSL-Hリーグ)で優勝し、昨年に続き2連覇を果たした。中京大学としては4回目の優勝となった。

岡田浩之会長から表彰される優勝Chukyo RoboStarsの神谷キャプテン

ロボカップは「サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という夢に向かって人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的とした世界的プロジェクト。

ロボカップ ジャパンオープンはロボカップサッカー、ロボカップレスキュー、ロボカップ@ホームの3部門から構成され、ロボカップサッカー部門には5リーグで24チーム、155人の選手が出場した。このうちサッカー小型リーグ・ヒト型(SSL-Hリーグ)には工学部学生選抜チームChukyo RoboStarsなど5チームが出場した。本リーグでは天井近くに設けられたテレビカメラからの画像信号を用いて、全自動の2足歩行ロボット3台からなるチーム同士が自ら「見る」、「考える」、「動く」ことによりサッカーを行う。試合中は、コンピュータやロボットはもちろん、リモコンさえ触ることができない。

チームChukyo RoboStarsは深層学習プログラムを搭載したBGM(豊田高専OBチーム)を退けるなど、全試合無失点で早々と予選を通過した。準決勝では2017年度チャンピオンODENS(大阪電通大)と対戦、本戦および延長戦でも決着がつかずPK戦に突入した。ここ数年でPK戦負け知らずのChukyo RoboStarsはペナルティキック(PK)を5本とも決めた。ODENSは1本目のPKを外し、Chukyo RoboStarsはPK戦を5-0で制した。決勝戦は昨年準優勝の強豪Ai-Robotsと中京大学チーム同士の対戦となったが、Chukyo RoboStarsは前半戦で1点を先取して後半戦でこれを守りきり、昨年に続く優勝を飾った。

チームChukyo RoboStarsは中京大学工学部「プロジェクト活動助成」と中京大学人工知能高等研究所「共同事業プロジェクト」の支援を受けている。キャプテンの神谷諭史さん(工学部4年)は、卒業研究と就職活動でなかなか時間のとれない4年生メンバーが大半のチームをまとめあげ優勝に導いた。今後は研究成果をまとめ、工学部と人工知能高等研究所に報告する。

キックオフする Chukyo RoboStars
延べ約3万人の観客、スクリーン映像は当チーム

■ 出場メンバー

 神谷諭史(キャプテン)、山下隼人(副キャプテン)、椿浩也、水谷駿斗、林将史、大橋優賀、辻公章、松本祐介(以上工学部4年)、松田哲平(3年)、高橋渓也(副監督、工学研究科修士1年)、佐藤俊郎(共同監督、教授)、沼田宗敏(監督、教授)

■ 主催 : ロボカップジャパンオープン2019ながおか開催委員会

  共催 : 長岡市、長岡市教育委員会

■ プロジェクト助成

  2019年度中京大学工学部・プロジェクト活動助成「RoboCup優勝に向けた新技術の開発」(学生向け)

  2019年度中京大学人工知能高等研究所・共同事業プロジェクト助成「ロボカップ・ジャパンオープンSSL-Hリーグへの出場支援」(研究員向け)

 

■ ビデオ(準決勝)

 

■ ビデオ(決勝戦)

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