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2019.06.04 学部

経営学部/商店街の運営に協力

経営学部中村雅章ゼミの3年生は、名古屋市名東区の西山商店街で開催されている「みんなの食堂」の運営に協力している。

「みんなの食堂」とは、地域の人々に食事を提供しながら、交流の場づくりを行う活動。一般には”子ども食堂”として知られているが、西山商店街では子どもからお年寄りまで、だれでもみんなに参加してもらいたいという思いを込めて、「みんなの食堂」と呼んでいる。

 

みんなの食堂は、毎月第2、第4土曜日にオープンし、中学生以下には無料で食事が提供される(一般300円、75才以上150円)。

この食堂は2018年11月に始まったが、当初は人が集まらなかった。

そこで、中村ゼミの学生たちは、食事後に子どもたちと遊ぶ企画を考え、参加を促した結果、徐々に参加する子どもやその親の数が増えている。

また、2019年5月に西山商店街のお祭りが開かれた際には、「みんなの食堂」を多くの人に知ってもらうために、通路に置いた大きなテーブルで40人が一斉に食事をするイベントや、食堂を利用する回数に応じて景品がもらえるスタンプカードの配布を行った。食事以外ではわなげ、ヨーヨー釣り、母の日メッセージカード作りのキッズイベントを実施し、みんなの食堂をPRした。

母の日メッセージカード作り
ヨーヨー釣り
40人一斉の食事風景

■私たちは、みんなの食堂の活動を通じて、子どもから大人まで多くの方が楽しく食事ができる場を提供したいと考えていました。

しかし、食堂のポスターを見た子どもが、「これは貧乏な子や、家で一人でご飯を食べている子が参加するものだよ」と話しているのを聞いて、現実の一面を知りました。

このようなイメージを持たれてしまうと、参加しづらくなります。その結果、子どもの食事難や孤食の問題改善という本来の目的が果たせなくなるかもしれません。みんなの食堂という名前の通り、だれでも気軽に集まれる場にすることが大切だと感じました。

(経営学部3年 三村陽菜)

 

■私は商店街のお祭りで、主に母の日メッセージカード作りのコーナーを担当しました。

お祭りが母の日の前日であったことから考えた企画です。子どもたちが一生懸命作成したカードをお母さんに渡す姿を見て微笑ましい気持ちになり、頑張って準備して良かったと感じました。

保護者の方からは「父の日にもぜひ開催してほしい」という声もいただきました。このようなイベントでみんなの食堂の存在を知ってもらうと同時に、食堂に来やすい雰囲気づくりをすることで、本当に支援が必要な子どもたちが来てくれるように、お手伝いしたいと思います。

(経営学部3年 高橋美帆)

 

■西山商店街は周辺に住宅地があり、住民の数は多いにもかかわらず空き店舗が多く、廃れているという地域の問題を知ることができました。

みんなの食堂は、特に一人で食事をすることが多い子どもや、一人暮らしのお年寄りに気軽に来てもらえる場所を提供する活動です。2019年2月から、この活動に携わり、地道に活動を続けていくことで、少しずつ参加者も増えてきました。

みんなの食堂の活動が、商店街の活性化にもつながるよう、商店街の人たちと一緒に継続的に取り組むことが大切であると考えています。

(経営学部3年 村原由樹子)

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