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2019.02.25 学部

経済学部/中山ゼミがトランスコスモス財団研究発表会を実施

経済学部の中山惠子ゼミがトランスコスモス財団研究発表会を行った。

中京大学とトランスコスモス財団は、より良い社会の更なる発展向上に資することの一環として、大学生への奨学金給付事業に関する協定を締結している。

 

【経済学部3年 田中万友佳さん・山田早織さんの記事】

 

2019年2月初旬、中京大学名古屋キャンパスにてトランスコスモス財団研究発表会を行いました。

公益財団法人トランスコスモス財団より名倉英紀様、宮腰和輝様をお招きし、私たちの研究内容について講評と今後の課題をいただきました。

私たちは、情報通信技術等の科学技術に関する研究テーマを基に「デジタルマーケティングを用いた消費の拡大」を目的として、観光と教育の2つのチームに分かれて1年間研究を行いました。

観光班は、日本全体として都市と地方での訪日外国人訪問率と観光消費額の差が広がっており、それらが地域格差を生み出していることを課題としてあげました。そこで、訪日外国人訪問率と観光消費額の差を縮めることが、地域格差の是正や地方創生につながるのではないかと考えました。そこで、訪日外国人が日本を訪れる際に不便だと思われる点を解決し、地方へ足を運びやすくするためにAR機能やキャッシュレス決済を搭載した「タブレット端末を用いた訪日外国人向けのバスツアー」を提案しました。

 

教育班は、日本が世界第3位の男女の賃金格差が大きい国であり、学歴によって生涯賃金が大きく異なっていることと世帯収入によって子どもの教育機会が大きく左右されていることを課題としてあげました。そこで、所得を増加させることができれば、消費を増やし、子どもの教育費用にも回すことができる。そして、教育機会の格差を是正し、子どもが高水準の教育を受けることで、職業選択の幅が広がり、給与の高い職に就く可能性が高くなる。結果的に消費が増え、教育に充てる費用も増加するというサイクルを作ることができるのではないかと考えました。そこで、高齢者に対して所得を増やし、老後の新しい働き方の1つとして、「高齢者によるスキルシェアサービス」を提案しました。

 

今回の研究を通して私たちは、観光と教育分野の知識を深く追究することができたりチームとして1つの物事を最後まで成し遂げるという達成感を味わったりすることができました。しかし、上手くいったことだけではなく、大人数で取り組んだため情報共有不足や認識のずれが生じたり1年という長期間の研究のためモチベーションが低下し、当事者意識が薄まり一部の人へ負担がかかってしまったりする失敗も経験しました。これらの経験から、チーム間でのこまめな報告、連絡、相談を行うことや、11人に役割分担をすることで責任感をもって取り組んでもらうことの重要性を学びました。

この経験を社会人となってから、物事に取り組む中で常に問題意識をもち改善策を考える姿勢を心掛けて行動していきたいです。

 

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