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2018.07.26 学部

総合政策学部/坂田ゼミが博物館明治村に集客プランを発表

総合政策学部・坂田隆文教授ゼミは7月20日、博物館明治村(以下、明治村)に対する提案発表会を行った。これは、明治村の集客数を伸ばすためのアイデアを学生たちが提案するものであり、学生たちは半年かけてアイデアを練り上げた。

発表会には明治村所長と学芸・催事担当者の二人が参加、4つのチームの提案を聞いた。二人からは「大変熱のこもったプレゼンであり、事業者ではなかなか気づくことのできない視点が盛り込まれていた」、「アンケートなどでリアルな姿を捉えようとしているのが良かった」、「我々にとっても良い勉強になる場だった」といったコメントが寄せられた。

活動を終えた坂田ゼミ生

■達成感のその先

約5ヵ月という長期間取り組んできたプロジェクトの最終発表会を終えて残ったものは、達成感でした。

最初は実際に明治村に足を運んで現状を把握することから始め、チームで何度も話し合いながら提案を進めていきました。チームの中ではとても自信のある提案だったのですが、その提案に対して明治村の方に直接意見をいただける機会では、考え切れていなかったところへの厳しい指摘がありました。そのため私たちはさらに努力をし、毎日意見を出し合ってお互いに指摘することを徹底しました。さらには、今回ターゲットとした特定の年齢の孫を持つ祖父母を捜し、大型モールをいくつも回りアンケートを取りながら提案への根拠を集め、自分たちができることはすべてやりつくしました。

2月にチームを組んでから、私の頭の中には常に「明治村」という言葉があるくらいに全力になれたプロジェクトでした。このプロジェクトを通じて得た達成感と同時に、自分はこれだけ頑張ることができるという自信をもつことができ、以前よりも高い目標をもつことができています。自分をさらに高めていけるように、これからも努力を忘れず常に全力でありたいと思います。

(総合政策学部3年 岩本佳央理)

■努力し続けた5ヵ月間

最終発表会までの5ヵ月間、実現化を目指し、考えられる手段をすべてとり、やれるだけの事はやってきました。具体的には3つあります。

1つ目は、納得するまで案出しをする事です。なかなか満足できる案が出ず、何度も何度も繰り返し案を出して、最終的には1人300個ほど出しました。2つ目は、「明治村らしさとは何か」と実際に何度も足を運んで考えた事です。今まで一度も行った事がありませんでしたが、今回のプロジェクトが始まってから、交通手段や一緒に行くメンバーや年齢層を変えて、3回ほど足を運びました。そして3つ目は、ターゲット層100人以上に独自でアンケートを行った事です。説得力のある提案にする為に、スーパーや近所を回り、知らない人に声をかけ、提案の良い点や悪い点を聞きました。

このような努力の結果、明治村の方にお褒めの言葉をいただくことができ、チームとしても個人としても成長する事ができたと思います。

(総合政策学部3年 菊谷栞里)

■真正面から向き合うということ

後輩と真正面から向き合い、妥協せずに案を考え続けることの大切さを学びました。私は2、3年生の混成チームでリーダーを務めました。当初、話し合いの中で発言しにくそうな後輩とは距離を感じました。私は円滑に話し合いを進め、企画の実現という目標を達成させるために2つの工夫を行いました。

1つ目は誰もが活躍できる場を設けることです。具体的に仕事を割り振り、誰もがチームに必要な存在であることを伝えることを意識しました。2つ目は後輩との距離を縮めることです。ダメな事はしっかりと叱りつつも、雑談を大切にし、意見を交わしやすい環境をつくりました。また、メンバーの意欲が高まるような声かけを欠かしませんでした。

工夫の甲斐あり、後輩からは「辛かったけれど毎日必死に考えることが楽しかった」と意見をもらいました。その瞬間、真正面から後輩と向き合い、頭が痛くなるほど妥協せずに案を考えてきて良かったと心から思えました。とてつもない熱量と思い入れがあったプロジェクトだと自信をもてます。この熱量を今後の活動にも活かしていきます。

(総合政策学部3年 鈴木くるみ)

■考え続けることの大切さ

私は、プロジェクトを通して考え続けることの大切さを実感しました。今回、明治村集客プランの提案ということで、最初は漠然とただ楽しそうだと思っていました。しかし、いざプロジェクトを進めていくと想像以上に大変で、常に「他にまだ気づいてない事はないか」「他にまだやれることはないか」と考え続ける日々でした。

自分の足でアンケートを取りに街へ出た際、第三者からの意見を聞くことで、初めて気づく点が多くありました。次々と出てくる課題点に、心が折れそうになる事もありましたが、一つ一つ修正、改善していくことで、より一層案をブラッシュアップすることができました。その結果、明治村集客プラン最終発表会では、「明治村ならではの面白い提案」と褒めていただきました。そして、考え続ける大切さを実感したと共に、達成感も得ることができました。

 これから他のプロジェクトに取り組む際は、今回の経験を活かして、初めからさまざまな視点から考えるということを大切にし、妥協せずプロジェクトを行なっていこうと強く思いました。

(総合政策学部2年 井上萌)

■本気で取り組んだプロジェクト

このプロジェクトは、私にとって初めて「本気で」取り組んだと自信をもって言えるものでした。時には壁にぶつかり立ち止まってしまったり、辛くて逃げ出したくなったりしたこともありました。

例えば、独自で作成したアンケートを行う際、私たちのチームはターゲットが高齢者だったため、実際にスーパーや駅へ行き、道行く人に声をかけていくしか方法がありませんでした。いざやってみると、それはそんなに簡単にできるものではありませんでした。労力と時間を大いに費やしました。その努力を経て集めた計113枚のアンケート用紙は、私たちの提案の魅力を明治村の方々伝えるのに、とても効果的な材料になりました。

明治村集客プラン最終発表会では、こだわりぬきこれ以上はできないくらいまで完成度をあげ、自信をもって提案することができました。このプロジェクトで得た多くの学びは決して無駄にせず、今後のゼミ活動にも活かしていきます。

(総合政策学部2年 永田愛日)

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