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2021.04.08 学部

工学部/情報処理学会全国大会で学生奨励賞を受賞

大橋萌枝さん、 小林優太さん(いずれも工学部情報工学科4年)が3月18~20日にオンラインで開催された第83回情報処理学会で学生奨励賞を受賞した。

同学会は、コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術や技術の振興をはかり、学術や文化、産業の発展に貢献することを目的としている。

 

学生奨励賞は、学生セッションで発表された学生会員の中から優秀な発表に対して贈呈される。

今回は約980の学生セッションのうち232人が学生奨励賞を受賞している。

 

詳細は以下のとおり。

発表者:小林優太さん
部門:人工知能と認知科学
テーマ:YOLOv3のアーキテクチャの改善によるリアルタイムHand Gesture認識及び家電操作への適用
概要:本研究はハンドジェスチャ検出問題を扱っている。ジェスチャには静的なものと動的なものがある。

本研究では実行速度と問題の複雑さを避けるためにハイブリッドジェスチャ検出を提案した。この手法では位置の検出をする必要があるため、YOLOv3を用いて実験を行った。

しかし、速度に問題があることが判明した。軽量化モデルTiny-YOLOv3も同様に実験を行ったが、精度の向上が望ましかった。

そこでYOLOv3を新しいアーキテクチャを提案しBackboneにMobileNetを使用し、HeadにDSCを使用した。

評価実験を行い、ステムの有効性を示した。また、提案ネットワークを実用的な家電操作問題に適用した。

 

発表者:大橋萌枝さん
部門:コンピュータと人間社会
テーマ:学習効率向上のための拡張機能の開発
概要:昨今、調べ物や学習にインターネットが使われることが主流になっている。

そうした中でも、繰り返し同じ言葉を調べたり、過去に読んだテキストを読み返すなどといった、再検索、再読の手間はなくならない。

また、ウェブページでは紙媒体とは異なり、注釈や要約を書き残す手段が比較的乏しいことから、再読などにかかる時間が増加することも多い。

本研究では、以上のような体験から得られた、インターネットを使用した検索や学習における課題の解消を行なうためのアプリケーションを開発した。

 

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