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2021.01.29 学部

経営学部/津村ゼミ 産学連携最終発表

経営学部津村将章ゼミは、通販で扱う美容や健康器具、アイデア雑貨などを手がける株式会社ドリームとの産学連携授業の最終発表を1月15日、オンラインで行った。

 

本授業は、企業から与えられたプロジェクトについて、ゼミ生がマーケティングの観点から解決策を導き出して企業へ提案することで、マーケティングという学問分野をより実践的に学ぶことを目的としている。

ゼミ生は、「腹巻班」と「GuLaLa班」に分かれ、ドリームが実際に販売している商品について、現状分析から仮説の導出、調査、分析を一年間かけて行い、その結果に基づいた効果的なプロモーション方法を今回の最終発表で提案した。

 

オンラインによる最終発表の模様

 

腹巻班は、「真野先生の揉まれる腹巻」という便秘改善グッズの販売個数を伸ばすための効果的なプロモーション方法を提案。

既存の広告では、使用前後の変化が伝わりづらく、商品の効果を期待できないように感じられる点に着目し、使用前のネガティブな状態と使用後のポジティブな状態を比較して商品の価値を訴求する「ゲインロス効果」を用いたWeb広告を作成。

既存の広告と比較するABテストを行い、Web広告にゲインロス効果を用いることで商品の効果や理解が伝わりやすくなり、購買意欲につながることを実証した。

 

GuLaLa班は、「GuLaLa」という木製品の2人用バランスボードゲームの知育効果を検証。

既存の広告をGuLaLaが知育玩具であることを訴求する広告に変更する必要があると考え、「知育効果」と「コミュニケーションの重要性」を訴求するWeb広告を複数作成。

既存の広告も含めてアンケートやキャンペーンを行った結果、知育効果の訴求はあまり購買意欲に結びつかないが、親子間のコミュニケーションに訴求する広告が最も消費者の興味を引き、購買意欲に結びつくことを実証した。

 

腹巻班発表資料
GuLaLa班発表資料

 

ドリームの担当者は「企業ではアプローチできないような学術的見地とフィールドワークの手順を踏まれていて、産学連携にふさわしい内容だと感じました」と賛辞を送った。

 

津村准教授は「私では伝えられないような実務の部分を学生にお伝えいただくことができたと思います。このような機会をいただけて私自身も勉強になりました」とドリームへの感謝を述べた。

 

■学生のコメント

<経営学部3年 井戸 友稀さん(腹巻班)>
産学連携を通じて、インスタグラム広告による実務的な検証や、社会人の方にオンライン上でプレゼンを行うなど自分たちだけではできない貴重な経験をすることができました。
新型コロナウイルスの影響を受ける中、このような経験をさせて頂けたこと、また株式会社ドリームの皆様に手厚いご指導をして頂けたことに心より感謝しております。

 

<経営学部3年 伊藤 ゆき乃さん(GuLaLa班)>
私たちは、知育効果を検証するために保育園や児童館へ出向きフィールドワークを行いました。学生ならではのアプローチは、先方へ大きな貢献ができたと感じております。
また、広告に関する調査では新たな商品の可能性を見出すことができました。
オンライン授業の中で連携をとることは難しかったですが、これから社会人になる上でも良い経験となりました。

 

学生は自宅から最終発表に臨んだ

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