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2021.01.13 学部

工学部/橋本学研究室 ベストプレゼンテーション賞を受賞

 

「2020年度精密工学会秋季大会学術講演会」が9月1日~7日に開催され、工学部橋本研究室の小林大起さん(工学部4年)がベストプレゼンテーション賞を受賞した。

 

受賞論文名は「キズ発生直前・直後ペア画像群の構築に基づく画像復元と高精度外観検査への応用」。

精密工学会学術講演会は、精密加工・計測、生産システム、ナノテクノロジー、画像処理など、さまざまな工学系の分野に関わる研究の発表、討議、情報交換の場として、毎年2回日本各地で開催されている。

今回は新型コロナウィルスの影響で、オンライン上での開催となった。7日間に渡るオンデマンドによる発表と質疑応答をもとに厳正な審査が行われ、今回の受賞が正式に決定した。

 

小林さん

 

【小林大起さんのコメント】

私は、画像処理による外観検査の自動化を目的として、深層学習(ディープラーニング)を用いて、新たなアプローチからキズを検出する手法を提案しました。

学会発表で表彰していただいたのは今回で2回目ですが、1回目の時から大幅にアルゴリズムを改良し、従来から提案されている効果的なキズ検出の手法より有効であることを示しました。今回受賞できたのは、橋本教授のご指導や、研究を進める上でサポートしてくださった先輩方と仲間たちのおかげです。

今春には大学院に進学する予定なので、これまで培ってきた知識や研究力を活用し、さらに高度な研究をおこなっていきたいと思います。

 

【橋本学教授のコメント】

この研究は、外観検査・官能検査の自動化という、生産技術の永遠の課題とも言うべき難度の高い研究分野ですが、深層学習のなかでも有望と言われている画像生成系機械学習システムをうまく利用し、学習に用いなかった対象物に対しても適用できる点を示すなど、実用性の高さが評価されたものと思います。

小林君は品質の高いプログラムを短時間でコーディングする高いスキルをもっています。生来の好奇心の大きさや研究室での滞在時間の長さとも相まって、今回の受賞もそのような日々の努力の結果だと思います。

この研究成果は既に国際会議でも発表しており、今春からの大学院生としての活躍を期待しています。

 

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