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2019.05.29 学部

文学部/言語表現学科2019年度新入生オリエンテーション

 

文学部言語表現学科は4月13日、2019年度新入生オリエンテーションを開催しました。

冒頭では学科長の大池茂樹教授が新入生へ「大学生活で本を手放さないように」と言葉を送り、これからお世話になる専任の教員の自己紹介や学生生活でのアドバイス、マイデザイン支援システムの説明がありました。

 

 

その後、班ごとに分かれて各教室に移動し、自己紹介や担当教員からおすすめの新書の配布、大学の授業の具体的な説明がありました。お昼にお弁当が届くと、出身地の話や共通の趣味の話題などで盛り上がり楽しく昼食をとりました。

 

午後には言語表現学科1年生オリエンテーションの目玉である無声映画の上映が行われました。

今回も活動弁士として第一線で活躍している澤登翠さんをお招きし、プロの技術を体験しました。

澤登さんは第38回松尾芸能賞特別賞や文化庁映画賞功労部門、平成14年度文化庁芸術祭演芸部門優秀賞など数多くの賞を受賞しています。

 

 

はじめに上映された無声映画は『日の丸太郎 武者修行の巻』という昭和11(1936)年のアニメーション映画です。

約5分の短い作品でしたが、新入生たちは、無声映画という今まで体験したことがないような形式も相まって現代のアニメとはまるで違う構成や演出に戸惑いながらも、コミカルなシーンでは笑い声が聞こえるなど、しっかりと楽しんでいた様子でした。

 

次は小津安二郎氏が監督、原案を務めた『出来ごころ』という長編映画です。

人々の心温まる交流や恋愛模様が描かれた人情コメディである今作は澤登さんの巧みな活弁により、一層面白い作品へと仕上げられ、新入生たちは熱心に画面に見入っていました。

 

上映が終わって、惜しみのない拍手のなか澤登さんが退場され、教室は感想を言い合う新入生たちの声で埋め尽くされました。

最後は映画を見た感想を各々用紙に記入し、新入生オリエンテーションは終了しました。

これから大学でかけがえのない時間を過ごしていく新入生たちにとって、実に素晴らしい一日になったことと思います。

 

(文学部2年 高木瞭、岩井智哉)

 

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