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2018.05.17 学部

日本文学科/新入生オリエンテーションで石山寺等をめぐる

2018年4月14日、文学部日本文学科の新入生オリエンテーションが行われた。

 

【文学部日本文学科3年 清水美優さん・文学部言語表現学科3年 森本愛深さんの記事】

 

文学部日本文学科の新入生オリエンテーションが4月14日に行われました。新入生、日本文学科の先生方、引率の上級生達がバスに乗り、今回のオリエンテーションの目的地である滋賀県にむけて出発しました。バスの中では簡単なレクリエーションを行い、自己紹介コーナーでは文学部らしく、自分の好きな作家や文学作品を紹介してくれた新入生もいました。入学してまだ2週間しか経っていませんでしたが、バスの中では新入生同士、和気あいあいとしてより親交を深められたように思います。

最初の目的地である石山寺は、『源氏物語』をはじめ多くの平安文学に所縁がある地です。「源氏の間」という部屋もあり、紫式部は中秋の名月の映る湖面から「須磨・明石」巻の着想を得たようです。訪れた際には、紫式部展が開かれていました。昼食にしじみ飯を食べながら、先生、先輩方の話に耳を傾けます。

次に向かったのは三井寺(園城寺)です。その歴史は古く、弘文天皇の皇子・大友与多王が田園城邑に建立させ、天武天皇より「園城」の勅願を賜り、「長等山園城寺」と称されました。「三井寺」と呼ばれるのは、天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた霊泉があり、「御井の寺」と呼ばれていたことが由来です。三井の晩鐘という有名な鐘を撞くことができ、見学中にはたびたび心地良い鐘音が響き渡りました。観音堂より、周囲の山々と琵琶湖を一望することもできました。

最後の目的地である近江神宮は、近年映画化された漫画『ちはやふる』に出てくる競技かるた大会の舞台でもあり、小倉百人一首の巻頭を詠んだ天智天皇を祀った神社です。目の前の階段をのぼると美しい朱塗りの楼門が構えており、中には「時計館宝物館」や百人一首の聖地ということで拡大された百首のかるた札が飾られていました。参拝をすませた後に御朱印を頂いている人もいました。

天気が心配されていた今回のオリエンテーションでしたが、幸い曇りにとどまり快適に目的地をまわることができました。この一日だけで新入生は多くの先生方と交流し、新たに交友関係を広めることができたように思えます。新入生がこれから文学を積極的に学び、様々な体験をして、4年間の充実した大学生活を過ごすことができるよう願います。

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