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2018.05.10 学部

工学部/ロボカップジャパンオープンで3度目の優勝

ロボカップジャパンオープン2018 おおがき(5月3-5日、ソフトピアジャパンエリア一帯)で、中京大学工学部学生選抜チーム Chukyo RoboStars がサッカー小型ロボットリーグ(ヒト型)で優勝し、中京大学として3年ぶり3回目の優勝を果たした。同リーグには全国から5チームが参戦。中京大学から2チームが出場し、優勝と準優勝を独占した。今回のジャパンオープンは岐阜県大垣市の市制100周年を兼ねた一大イベントで、大垣市の全面的なバックアップを受けて2万人を超える見学者が訪れ大いに盛り上がった。

 

優勝 Chukyo RoboStars 中京大学

準優勝 Ai-Robots 中京大学

 

 

 

優勝したChukyo RoboStarsのメンバー

 

工学部学生選抜チームAの Chukyo RoboStars は5月3日・4日に深層学習プログラムを搭載した最先端ロボット BGM(豊田高専OB)など4チームと戦い、ロングシュートで効果的に得点を重ね予選を2位で通過した。5日の準決勝で Chukyo RoboStars は昨年優勝の強豪 ODENS-JK(大阪電気通信大学)と対戦、前半戦で1点を先取されたものの後半戦で1点を取り返し、延長戦でも決着がつかず、同点のまま勝敗はPK(ペナルティキック)戦に持ち越された。PK戦ではChukyo RoboStars がゴールポストぎりぎりに鮮やかなシュートを決め、PK戦 2:1で決勝へ進んだ。決勝戦の相手は予選1位で同じ中京大学のAi-Robots。ロングシュートの応酬となったものの、互いに固い守備のためゴールがなかなか決まらない状態が続いた。その後 Chukyo RoboStars のフォワードロボットが Ai-Robots キーパーロボットの一瞬の隙を突いてシュート、貴重なゴールを奪った。Chukyo RoboStars はこの1点を守りきって、大学として2015年以来の優勝を掴んだ。

 

これら工学部学生選抜チームは、工学部より「プロジェクト活動助成」、人工知能高等研究所より「Aiロボットプロジェクト助成」の支援を受けている。Chukyo RoboStars は有志による研究活動として、林将史キャプテン(3 年)ら学生8 名と共同監督の沼田宗敏教授・佐藤俊郎教授が中心となってロングシュートやペナルティキックの強化に取り組んできた。工学部実験棟(ものづくりスクエア)の工作機械などを駆使して、足など一部のパーツを独自に作成して臨み、優勝に結びついた。

 

シュートする中京大ロボット

ロボカップは「サッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」という夢に向かって人工知能やロボット工学などの研究を推進し、様々な分野の基礎技術として波及させることを目的とした世界プロジェクト。ロボカップの創設には中京大学工学部の前身である情報科学部の生みの親、福村晃夫名誉教授が大きく関わっている。

 

ロボカップ ジャパンオープンはロボカップサッカー、ロボカップレスキュー、ロボカップ@ホームの3 部門から構成され、海外からも多くのチームが参加した。中京大学工学部からはロボカップサッカーに2 チーム、ロボカップレスキューに1 チームが出場。ロボカップサッカーの小型ロボットリーグ(ヒト型)では、試合中はコンピュータ、ロボット、リモコンなどに一切触ることができない。天井近くに設けられたテレビカメラからの画像信号を用いて、全自動の2足歩行ロボット3 台からなるチーム同士が自ら「見る」「考える」「動く」ことによりサッカーを行う。

 

■優勝メンバー

林将史、神谷諭史、山下隼人、大橋優賀、椿浩也、水谷駿斗、辻公章、松本祐介(機械システム工学科3年)沼田宗敏、佐藤俊郎(教授、共同監督)

■主催:ロボカップジャパンオープン2018おおがき開催委員会

後援:文部科学省、経済産業省、岐阜県、大垣市他

 

 

表彰式(中央が林キャプテン)
表彰状

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