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2017.10.02 学部

法学部/古川ゼミが北海道稚内市で国境地域の諸問題を学ぶ

法学部の古川浩司教授ゼミの2年生とOB1人が北海道稚内市で国境地域の諸問題を学ぶ合宿を行いました。

 

 

【法学部2年 金田修一郎さんのコメント】

 

 私たち古川浩司教授ゼミは8月27日から30日まで北海道稚内市にて国境地域の諸問題を学ぶため合宿を行いました。合宿には2年生18人とOB1人が参加しました。

 28日午前中に訪問したのは稚内海上保安部。稚内海上保安部が他の海上保安部と大きく違う点はロシアと隣接していることです。業務内容に関する説明の中で印象に残ったのは「日露洋上会談」です。これは政治家ではなく行政官たちが行う会談で、マスメディアでもあまり取り上げられていないため、そのようなパイプがあることを初めて知りました。

 

巡視船「りしり」の船上で説明を受ける

 その後、昨年(2016年)就役したばかりの巡視船「りしり」の船内を見学することができました。「海上保安庁が保有する船の中ではより大型な機関砲を持つ船である」と説明を受けましたが、自衛隊が保有するものと比べると小さいという印象でした。そのため海上保安庁はあくまで海上の警察権の行使を行う行政機関であることを実感しました。

稚内市役所でお話を伺う古川ゼミ生

 午後は稚内市役所を訪問し、稚内市建設産業部サハリン対策監兼稚内市サハリン事務所長の渡辺公仁人氏と建設産業部サハリン課の三谷将氏からお話を伺いました。「ノンパワー・セキュリティ(武器なき平和)の根幹でもある稚内・コルサコフ定期航路事業に政府(国)からの資金面の支援や連携がありますか?」と質問したところ、「国に対し様々なアプローチをとっているが、国の理解は得られていない」という回答をいただき、稚内という国境地域と国との間に定期航路に対する認識のギャップがあることが分かりました。

 29日は自衛隊稚内分屯基地を訪問しました。この日の早朝は北朝鮮のミサイル発射に伴うJアラートの音で目を覚まし、関連するニュースを見た後での訪問ということもあり、大変現実味のあるお話でした。稚内分屯基地は全国でも珍しく陸上・海上・航空自衛隊が共同で基地を使用しているため、各総司令からお話を伺いました。北朝鮮情勢に対する危機感が高まる中で聞いたお三方のお話はとても参考になりました。

稚内分屯基地で説明を受ける様子

 

 また、稚内分屯基地ではミサイル防衛でも重要となるレーダーサイトも見学しました。そこでロシアに対するスクランブル発進は中国に次ぐ多さで、それを監視するうえで、稚内にあるレーダーサイトがとても重要であることを知りました。

「日本最北端の碑」(宗谷岬)で記念撮影

 

 今回稚内に訪れるまでは「愛知県にいても分かることだから、行く意味あるのかな」という気持ちがありましたが、直接業務に携わる人たちからお話を聞くと、机の上で見えていた世界とは違う世界が見えました。例えば机上では、宗谷岬とロシアはおよそ43kmも離れていることが分かり、遠い印象を受けます。けれども実際に宗谷岬からは隣国・ロシアが目視できるほど近いと感じました。このように国境地域である稚内と愛知県では認識に大きなギャップがあると思います。しかし、隣国との関係は本来、愛知県民も当事者となるべき問題です。認識のギャップを埋めるためにも現地に訪れることがいかに重要であるかが分かりました。最後に、以上のような貴重な体験が出来たことを嬉しく思います。

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