在学生・卒業生の声

学部の学び

歴史文化学科

山下 祐樹さん

文学部 3年

長野県松本蟻ヶ崎高等学校 出身

文献調査と聞き取り調査から、歴史を多角的に学べる。

中部地方とゆかりの深い戦国織豊期からの歴史を深く追究。

尾張の徳川宗春に興味があったので、愛知県の大学を志望していました。中でも、できれば徳川美術館や蓬左文庫がある名古屋市内で学びたいと考えていました。中京大学の歴史文化学科を知ったのは、高校3年時に行った合同説明会。翌年に新設予定で、徳川林政史研究所の研究員をされている先生が教鞭を執られると知り、ここしかないと志望しました。

3年次から専門科目を学ぶ大学が多い中、1年次から歴史を深く追究できるのは本当に魅力的です。特に中部地方とゆかりの深い戦国織豊期からの時代の流れを見るには最適な学科で、先生方も素晴らしく、「歴史を教えたい」という熱意を強く感じます。歴史学と民俗学が融合されている学科も珍しく、歴史学では文献、民俗学では聞き取り調査を重視することが多いのですが、中京大学の歴史文化学科は、文書の記述と聞き取った内容を相互に補填し合うスタイルです。だから歴史学科ではなく「歴史文化学科」です。歴史学と民俗学の両面から、より多角的に学べます。

難しい古文書が読み解けるとうれしく、成長を実感できる。

名古屋城を案内するボランティア活動にも参加しているのですが、他大学の学生は歴史を学んでいても専門的に古文書を読んだことがない人がほとんどでした。その点、この学科は1年次の必修科目「古文書読解入門」から学び始めていているので、普通に読み解けて周りからとても驚かれます。1文字ずつ追っていた1年次の状態から徐々に文章で読めるようになり、最近では目で追いながら現代語に訳せるようにもなってきました。学んだら学んだ分だけ成長を実感できるのもうれしく、先生が難しいとおっしゃっていたものが読めると本当に嬉しいです。

研究会活動も盛んで面白く、毎日が歴史漬け。私は「古文書読解研究会」に所属しているのですが、意識の高い同志たちと切磋琢磨できます。先日行われた学外でのパネル展示では、かつて織田信長の居城だった小牧山城について紹介。古文書を紐解いて発掘現場の説明会にも行き、展示発表で伝える楽しさも覚えました。

「博物館実習」での体験で、学芸員を目指す思いが強まった。

学芸員を目指しているので、資格取得のための「博物館実習」も受講しました。学内実習と、事前・事後指導を含めた博物館での現場実習からなる授業で、学芸員に必要な知識や技術が学べます。博物館での実習では、学芸員の職務の幅広さを体感し、博物館を支える人たちの層の厚さを学びます。大学が所蔵する貴重な文書の展示を体験しましたが、見る人の興味を惹くよう工夫を凝らすのが楽しく、夢への思いがますます強まりました。

大学選びはとても重要です。自分の後輩にも伝えているのですが、入学後に後悔のないよう、本当に自分のやりたいことができるところを選んでください。より専門的に歴史を学ぶなら、ここ中京大学の歴史文化学科を強くお勧めします。

2016年12月取材

卒業生

サントリーパブリシティサービス株式会社

山下 祐樹さん

文学部 2018年3月卒

長野県松本蟻ヶ崎高等学校 出身

大学での学びや経験のすべてが今につながる。

学びたいことを学び、後悔のない大学生活。

歴史が好きで、特に江戸中期の尾張藩主・徳川宗春に興味をもっていました。そのため愛知県の大学で学びたいと考え、中京大学歴史文化学科の素晴らしい教授陣にも惹かれて入学。大学では歴史学と博物館学を専攻し、多角的に学びました。学外では名古屋城を案内するボランティア活動に参加。ボランティアを通して“何かの魅力を人に紹介する”素晴らしさに気づかされました。入学当初は、大学で学んだことが役立つ仕事ということで、博物館学芸員を志望していました。しかし、授業を通して「指定管理者制度」という制度によって民間企業でも学芸員の資格を活かせると知り、文化事業に力を入れている企業も視野に就職活動を開始。就職に向けての準備や自己PRの添削など、キャリア支援課のサポートには助けられました。「学芸員資格を活かして“人と文化をつなぐ”仕事を」と選んだのが現在の会社です。

わかりやすく丁寧に伝える工夫を重ねる。

私の会社では、サントリーの工場広報業務のほか、サントリーの文化施設、商業施設、公共施設運営なども行っています。私は山梨にあるサントリーの施設に配属となり、工場見学のガイドとしてお客様に工場の生産設備をご案内したり、試飲製品提供準備など、お客様が場内で快適に過ごしていただけるように多くのメンバーと協力しながら仕事をしています。ボランティアとして名古屋城本丸御殿の魅力を紹介したり、お客様と雑談を交わした経験がガイドの仕事につながっています。また、大学の学芸員課程で、わかりやすい展示物の案内文を考えた経験が、お客様への説明の言葉選びに役立っています。「丁寧な案内でわかりやすかった」とお客様からお言葉を頂けると嬉しいです。ここで経験を積んで、おもてなしの知識を蓄えていきたいです。さらに今後、文化施設運営や指定管理業務にも携わりたいと考えており、大学で学んだ学芸員の知識とここでの経験を活かして、 “人と文化をつなぐ架け橋”となっていきたいです。

2018年5月取材

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