在学生・卒業生の声

学び

卒業論文 Pickup
製薬業界について
~研究開発費が売上に及ぼす影響~

山下 友望さん

経済学部

愛知県立国府高等学校 出身

研究開発投資が企業成長の鍵を握る。その仮説を検証。

「新薬開発のために多額の研究開発費を投じています」。就職活動中、多くの製薬会社でそう聞くうちに、志望業界の研究開発費と売上の関係に興味を持つようになり、卒論のテーマに選びました。まずは文献やネットで各社の財務データを収集・分析。仮説を立て数学的・統計的に検証していきました。苦労したのは膨大なデータの処理。業界では企業合併も多く、財務データも複雑です。さらに資本金や従業員数など規模も様々。用いる計算式や手順を山田教授に相談しながら多面的に検証を重ね、「研究開発費が大きいほど売上も大きくなるという」結論を導き出すことができました。また、就職活動とは違う視点で医薬品市場と製薬業界について理解を深めることができたのは収穫でした。

磨かれたのは、自分の視点を通して経済を捉える力。

個人で論文を書くのは初めて。最初は頻繁に山田教授に質問していましたが、しだいに自分の力不足に悔しさを感じるように。そこで「どうすればいいですか?」ではなく、資料を読み込み、自分なりに考え、「わたしはこう思うのですが、どうでしょうか?」と相談できるように心がけました。情報を鵜呑みにするのではなく、自分の視点でものごとを捉え、その先のプロセスを描ける。そんな積極性と行動力がついたと実感しています。さらに卒論を通して「統計のおもしろさ」に開眼。「計量経済学は統計データを手がかりに経済をひも解くミステリー小説のような学問」。山田教授の言葉通りの世界が広がりました。社会に出ても、この経験で得たことを活かしていきたいと思います。

焦点を絞ったテーマの設定、独自の論点を活かした検証が秀逸。
指導教員 山田 光男 教授
専門/計量経済学
論文にまず求められることは、データを収集・分析し、考察を明快にまとめること。山下さんはそこで完結せず、考察をあくまで仮説ととらえ、ゼミで習得した手法を用いて検証。独自の視点を加えて結論を導き出しています。製薬業界における課題にも触れ、今後の展望にも言及。「研究開発費と売上の関係」という焦点を絞ったテーマ設定もよかった。学生の論文としては完成度が高く秀逸です。さらに執筆した約7カ月で、自分の足で動き、自分の頭で考える「自主性」が養われ、人間的成長も感じられました。いまやっていることの意味を常に意識し、積極敵に取り組むことができる。その力は将来、仕事のプロセスでも役立つはずです。

2014年3月取材

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