実社会の企業・官公庁と連携する実践的な学びで
社会人基礎力を高める

アイデアはある、知識も学んだ。 それを実社会にどう活かすか。

経営学部の中村教授のゼミではこれまでも、さまざまな産官学連携プロジェクトを手がけてきた。どのような企業や団体と、何を作るかは学生自身が考え、連携先も自分たちで探す。実は、このプロジェクトも、「3分で地球を救う!」、あのヒーローのキャラクターを使ってタイマーアプリを作れないかという一人の学生のアイデアがきっかけだった。まずは、キャラクターの使用許諾を得ようと調査を開始。その過程で、キャラクターの使用ライセンスを持つアプリ開発会社の株式会社グローディング(ミライエデュケーション)に行き着いた。

グローディング社は幅広い年代層に知育・教育アプリを提供していたが、当時はまだ、ビジネス関連のアプリを開発していなかった。そこで、新領域を開拓するアプリを一緒に作らないかと、グローディング社から共同開発の話を持ちかけられた。大学生やビジネスパーソンをターゲットにして“市場を拡大したい”企業と、アプリ開発を通じて“経営を体験したい”学生の意向が合致したところで、プロジェクトがスタートした。

学生のもつ感性と発想が、新市場を切り拓くヒントに。

画面デザインや画面遷移、コーディングなど技術面はグローディング社に担当してもらい、問題作成などコンテンツ制作とリリース後のプロモーションを学生が担当。経営学を学びたい学生をメインターゲットとした商品だけに、自分たち学生が興味の持てる企画が求められた。

日頃から経営学を学んでいる自分たちにとって、どのような知識が勉強に役立つかという観点から、盛り込むべき「問題」について議論を重ねた。昼休みや授業後、休日にも集まり、修正に修正を重ねて作り上げた。しかし、実際にアプリにしてみると、評判はイマイチ。何かが足りない。そこで再度議論を重ね、学生たちが出した答えは『ストーリー』だった。ただ、ひたすら問題を解くだけでは、飽きられてしまう。ゲームのように、解答者自身を投影したキャラクターが、問題をクリアする度に成長していくストーリーを重ねることでモチベーションを維持させよう。こうして、新人OLがさまざまなビジネスシーンで直面する課題に挑戦していくという、新たなアプリの全体構想は固まった。

アプリ完成後も、現実と向き合う挑戦は続く。

それでも課題は多い。いや、逆に増えてしまった。実際にアプリにするには、データ量や問題構成の統一性などの制限を受ける。また、ストーリーを加えたことで画面展開が複雑になりすぎる問題も。こうした指摘を提携先の担当者から受けるたびに、学生たちは悩み、話し合い、解決の糸口を探ってきた。企業担当者からの厳しい指摘に頭を抱え、休日に集まって議論したこともある。その結果、経営学入門アプリ『リアル経営学入門』は完成した。

しかし、ここでプロジェクトは終わらない。アプリを普及させるプロモーションも学生たちの仕事だ。今度は、商品を「売る」ための広報戦略に知恵を絞る。さらに、新たなアプリ開発プロジェクトが後輩たちによって受け継がれていく。

プロジェクトコーディネーター・メッセージ

「大学生」と「社会人」のスイッチを切り替える機会に。

今日、あらゆる業界が成熟化する中で、企業は今、そして未来に何が求められているか、新市場を切り拓く突破口を切実に欲しています。このゼミの産官学連携プロジェクトにご参加いただいた企業には、開発にしろ、販売にしろ、社内のスタッフでは思いもよらない、学生らしい感性に基づく発想や手法への期待があります。それは、ときに常識外れかもしれませんが、枠にとらわれない考え方が新しいものを生み出してくれるかもしれません。

一方、学生にとって産官学連携プロジェクトは、授業で学んだ経営学の知識を実社会に活かす実験、検証の場となっています。リアルに市場と対峙する場であるだけに、当然ながら企業は、市場化できる確かなクオリティと実績を求めてきます。特にIT業界では完成までに企画の変更が頻繁に起こるため、学生はダメ出しされる度に、ビジネスにおけるスピード感と責任感、そこで結果を出すことの重要性を学んでいます。

大学生の「ファッション」は自分が楽しむためのもの。しかし、社会人の「身だしなみ」は相手のためにするものです。それと同様に、大学で学ぶ「経営学」は自分の将来のために身につけるもの。そして現実で実践される「経営」は、相手に喜ばれる価値を提供するもの。産官学連携プロジェクトは、学生に身をもってその違いを感じ取り、スイッチを切り替える機会を提供しています。

経営学部 : 中村雅章 教授

株式会社グローディング(ミライエデュケーション)

世界各国の大学や団体と連携し、ミライエデュケーションとして知育・教育アプリケーションを開発。2015年より、ビジネス教育分野を開拓するため、中京大学経営学部中村ゼミとパートナーシップを組み、高校生、大学生、ビジネスパーソンを対象とした経営学入門アプリを開発。その第2弾となる『リアル経営学入門』は2017年1月にリリースした。

PROFILE

経営学部 中村雅章教授

名古屋工業大学大学院工学研究科博士後期課程修了、博士(工学)。1995年中京大学経営学部助教授、2002年同教授に就任し、現在に至る。1999年より2002年まで、南オーストラリア大学経営・企業専攻情報システム大学院客員助教授を兼任。研究テーマは、情報技術(IT)がビジネスに与える影響、ネットビジネス、コミュニケーション研究など。経営戦略、経営情報に関する理論研究とともに、実験・実証研究を通じて、組織、個人、仕事に適したITの利用法を探究。

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関連サイト:

■株式会社グローディングHP
http://www.gloding.com
■ミライエデュケーションHP
http://mirai.education
■中京大学受験生向けHP「ネットキャンパス」内関連記事
http://nc.chukyo-u.ac.jp/gakubu/keiei/nakamura_app.html
■中村ゼミ活動日記
http://d.hatena.ne.jp/nakamuraseminar/
■第1弾アプリ開発
http://d.hatena.ne.jp/nakamuraseminar/20151024

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